2023.01.20

「楽天市場」、月商1億円狙う「スーパーADVANCE」開講 店舗が店舗に教える「NATIONS」が進化

「スーパーADVANCE」初回講座の様子


楽天グループ(楽天)は2022年12月22日、「楽天市場」の店舗が店舗に教えるレクチャー型コンサルティングサービス「楽天NATIONS(ネーションズ)」において、最上位プログラム「スーパーADVANCE(アドバンス)」の提供を開始した。参加店舗は将来的に月商1億円達成を目指す。「楽天市場」の強みである“活発な店舗間交流”をさらに促進し、出店者の売り上げ拡大に貢献する。



「NATIONS」には5868店が参加


「楽天NATIONS」は、実績のある店舗(リーダー店舗)が売り上げを伸ばしたいと考えている店舗(チャレンジ店舗)に運営ノウハウなどを教えるレクチャー型コンサルティングサービス。2016年4月からサービスを開始しており、これまで(2022年12月15日時点)に5868店舗が参加している。

プログラムの内容も拡充し続けており、主に新規店舗を対象にした「Pre-NATIONS(プレネーションズ)」や月商100万円を目指す「BASIC(ベーシック)」などに加えて、将来的に月商1億円達成を目指す「スーパーADVANCE」の提供を開始した。今回の追加でプログラムは6種類に増え、より幅広い店舗のニーズに対応できる体制を整えた。

「楽天NATIONS」はもともと、リアルで講座を実施していたが、コロナ禍に入り、オンライン開催にシフトした。オンラインシフト後に開催ペースを月1回から、月2回に増やしている。さらにアクションプランシート(行動計画表)を導入したり、楽天の社員が務める担当ファシリテーターとの面談を設けたりすることで、オンライン開催でもチャレンジ店舗の目標達成率は下がっていないという。


経営課題解決目指す


今回、新たに提供を開始した「スーパーADVANCE」は、月商1500万円~3000万円の店舗が対象になる。6カ月間の講座期間中の達成目標は、「楽天市場」において月商を前年同月比1.3倍にすることだが、将来的には月商1億円の大台を突破することを目指している。

「スーパーADVANCE」のファシリテーターを担当する楽天の相賀香織氏は、「ほかのプログラムと異なる点は、参加店舗さんの経営課題の解決に向けて取り組むこと。講座ではマーケティングやブランディングに関する内容もあれば、組織課題に対して企業文化の醸成や人材の採用・育成をどう取り組むかまで学ぶ。将来的な月商1億円の目標に向けて、事業計画書も作成する」と話す。

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