2023.01.17

創業支援施設「TOKYO創業ステーションTAMA」、テストマーケティングのポップアップストア「Hajimeru」を立川で開催

創業支援施設「TOKYO創業ステーションTAMA」は1月23日、「テストマーケティング」の実践支援の一環として、ファッションやグルメなど都内各地の5つの事業者の商品を一堂に出品し、テスト販売を行うポップアップストア「Hajimeru(ハジメル)」を期間限定オープンする。会場は複合施設「GREEN SPRINGS」(東京都立川市)。自分のやりたいことを実現するため歩みを進めた事業者を後押しする。

「TOKYO創業ステーションTAMA」は、東京都と公益財団法人東京都中小企業振興公社が連携して多摩地域に設置した創業支援施設。創業を希望する人からの相談を担任制で支援する「プランコンサルティング」など複数のサービスを無料で提供しており、現在までに延べ6万人を超える利用者を支援している。

独自の支援メニューとして「テストマーケティング」を実施しており、このほど「テストマーケティング」の実践支援の一環として、都内各地の5事業者の商品を一堂に出品しテスト販売を行うポップアップストア「Hajimeru」を1月23日~2月12日まで期間限定オープンする。会場は、東京都立川市の複合施設「GREEN SPRINGS」内の「TAKEOFF-SITE」。


▲複合施設「GREEN SPRINGS」内の「TAKEOFF-SITE」に開設

出店するのは、ニットながら立体的なシルエットのミドル男性向けニットジャケットを扱う「Favorknits」(フェイバニッツ)。希少なデッドストックのミリタリーアイテムを中心にユニセックスの靴下「見えない5本指の靴下」などを展開するメンズアパレル「Ninth Sense」(ナインスセンス)。置いてあるだけでキッチンの雰囲気も気分も明るくなるキッチン雑貨を扱う「Pomo d’oro」(ポモドーロ)。アフリカの元気なおばちゃん「ヤァさん」の元気の源、アフリカ製ドライフルーツを扱う「SANKOFA」(サンコファ)。黄色いスターチスをテーマにしたコレクションを展開する花をあしらったレディースアパレル「senitonamu合同会社の手がけるアパレルブランド」の5事業者となる。


▲ミドル男性向けニットジャケット「Favorknits」

先に開催した第1回(2022年8月)のポップアップストアの出店者からは、「自社商品はネットショップのみで販売しており、今回のポップアップで初めて実店舗で販売した。ネットショップでは売上が伸び悩んでいたが、『1. 機能性を売りにした商品なのに売場で触れない』『2. 商品の新規性が高い』ことが販売不振の要因となっていた。ポップアップ出店にあたってSNSやHPで広報した結果、実店舗で商品を手に取って確かめられる場所があると伝えることができ、来店での購入に繋がった。この経験を活かし、今後のネットショップでの販売においても、商品を試してから購入できる仕組みを作っていきたい」(出店者A)

「20代後半~30代後半をターゲットとしていたが、年配の方に気に入っていただくなど、想像していたより幅広い年齢層に好評だったことに手ごたえがあった。これまで受注生産だったので、今後店舗で販売するにあたって商品制作のスピードを上げていきたい」(出店者B)

「自社の商品は安くはないが、今回のポップアップでは、自分の商品がこだわりの手仕事であることを分かってくださる方や、『このつくりだったらこの値段で適正だよね』という声が今までの販売機会に比べて多く、今後に向けての大きなヒントとなった。土地柄なのか、商業施設の客層なのか、ディスプレイの仕方なのか、何がそれを生み出したのかを分析して活かしていきたい」(出店者C)といった声が寄せられたという。

「TOKYO創業ステーションTAMA」は、自分のやりたいことを実現するため歩みを進めた人たちを後押ししたいという思いで「Hajimeru」を立ち上げたとし、多くの人に来店を呼びかけている。




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