2023.01.16

中古スマホ通販「みんなのすまほ」、総合1位は「iPhone8 64GB」 2022年の販売トップ10を発表

2022年中古スマホ年間販売数総合ランキング

「テクノロジーでモバイル市場に新たな価値を加える」をミッションに掲げるニューズドテックはこのほど、中古スマホ通販「みんなのすまほ」のオンライン販売結果を集計し、2022年の中古端末年間販売数ランキングトップ10を発表した。総合1位は「iPhone8 64GB」で、アンドロイド端末は6機種がランクインした。

ニューズドテックは、インターネット通販、法人営業合わせて年間40万台の携帯端末を売買している。このほど、中古スマホ通販「みんなのすまほ」(楽天市場、Yahoo!ショッピング、amazon)による2022年1月1日~12月31日までのオンライン販売の結果を集計し、その結果からなる中古スマホ販売数ランキングトップ10を発表した。端末はすべてSIMロック解除済み(SIMフリー)の端末となる。



「2022年中古スマホ年間販売数総合ランキング」の1位は「iPhone8 64GB」、続く2位は「iPhone7 32GB」、3位は「iPhoneSE第二世代 64GB)と上位3件をapple社のiPhoneが占め、4位に「Galaxy S10」(sumsung)が入るという結果となった。

トップ10にランクインした端末のシェアをみると、「iPhone8 64GB」が28%、「iPhone7 32GB」が18%、「iPhoneSE 第二世代 64GB」が14%で全体の6割を占めており、1位の「iPhone8 64GB」がその半数に当たる約3割を占めた。

アンドロイド端末はトップ10に6機種ランクインしたが、アンドロイド端末で1位となった「Galaxy S10」がトップ10のシェアでは7%となっており、いかにiPhoneの存在が大きいことがわかる結果となった。

【2022年中古iPhone年間販売数ランキング】


さらにiPhoneとアンドロイド端末をシェア別でみると、iPhoneは65%、アンドロイド端末は35%という結果となった。ニューズドテック 2C事業本部EC事業部の松崎剛士氏は、「アンドロイド端末は一つ一つのシェアは小さいですが、全体でみると4割近くあります。わが社は、アンドロイド端末の数、品揃えが他社に比べても豊富であるため、今後もアンドロイドユーザーのシェアを伸ばしていきたい」との考えを述べた。

「2022年中古iPhone年間販売数ランキング」のトップ3は、「2022年中古スマホ年間販売数総合ランキング」と同じで、総合販売ランキングでも1位、2位となった「iPhone8」「iPhone7」が中古iPhone市場を牽引してきた。一方で2022年は、SEシリーズの第二世代、第三世代の動きも目立った。トップ10に4機種がランクインしており、ニューズドテックの松崎剛士氏は、「iPhone8と同サイズで、指紋認証(タッチID)仕様のSEシリーズは中古市場でも人気でした。第2世代が2020年、第3世代が2022年と中古市場の中でも発売日が新しい点も受けた理由の一つ」と分析している。

【2022年中古アンドロイド端末年間販売数ランキング】
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5年以上前の機種でありながらも未だに中古市場を牽引するiPhone8に加え、2023年はSEシリーズの好調がキーとなると見られ。「SEシリーズが上位を占める可能性がある」とも予測している。

「2022年中古アンドロイド端末年間販売数ランキング」は、1位に「Galaxy S10」がランクインした。中古市場では、翌年2020年に発売された「Galaxy S20」よりも人気で、ニューズドテックでは「ベゼルが狭く大画面で楽しめるのが魅力。サイズ感もよく片手で操作しやすい。顔認証、指紋認証を選べるのも良い」と、総合的な評価が高い点が1位の理由ではないかと分析している。



続く2位、3位、そして5位に「AQUOS senseシリーズ」が3機種ランクイン、さらに「Xperiaシリーズ」も4機種がトップ10にランクインした。ニューズドテック 松崎剛士氏は、「中古市場では1万円台の端末が中心です。AQUOSのsenseは最安値が1万円を切るものが多く、安く手に入れたい人にとって、AQUOSはオススメです」とコメントした。

中古スマホ通販「みんなのすまほ」の楽天市場店、ヤフーショッピング店、amazon経由による販売数の合計は、昨年度と比較してスマホは1.26倍、タブレットは1.68倍、全体で1.3倍と好調を維持した。ニューズドテック 松崎剛士氏は、「長年の日本の課題でもある可処分所得が上がらないこと、そのうえ景気が悪化、端末の高騰化も重なり、安価で購入できる中古スマホが認知されてきた。11月に行われたカタールW杯の影響も大きい」との考えを示した。実際にタブレットに関しては10月から12月の同期比で2倍を超える販売実績があった。2023年1月に入ってからも前年の好調を維持しており、中古市場の活況ぶりは2023年も続くと見ているとし、ニューズドテックは販売数ランキング、買取数ランキングや業績などを継続的にレポートしていく考えを示した。




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