韓国のアパレルブランドの代理店などを手掛けるMXN JAPANは10月31日、韓国のアウトドアブランド「KOLON SPORT（コーロンスポーツ）」の日本公式サイトを開設した。
コーロンスポーツは、韓国内の老舗アウトドアブランドで、ユーザーの年齢層の幅が広い。真冬の韓国はマイナス15度近くまで気温が下がることもあり、アウターの機能は保温性や保湿性に特化している。また、防風性や撥水性などを兼ね備えたゴアテックス素材を使用した商品もある。
「日本の冬服とは規格が違う。日本の秋口に韓国のアウターを着ると暑い。セーターなどを着込むことを想定しているため、日本のサイズよりも大きく作られている」（依田慎吾執行役員）。着た際のシルエットはスタイリッシュに見えるように作られ、デザイン性も高く、日常使いもできる。バッグや靴、帽子も展開していて、デイリーユース商品も豊富だ。
▲機能性とデザイン性の高さが特徴 ブランドモデルには韓国のアイドルグループ「ENHYPEN（エンハイフン）」を起用している。エンハイフンのファンは10代の女性が多く、日本公式ツイッターのフォロワーは約220万人。当初、日本展開の予定はなかったが、エンハイフンが韓国よりも日本で人気が高いことが分かり、本格的に日本でも展開することに決めた。
ブランドの中心ユーザーは30代前後のアウトドア好きで、価格は平均2万円。ダウンジャケットなど、コラボ商品を展開しているため、好きなメンバーが着ている商品を購入した際には、SNSで発信する可能性があるとみている。
まずはエンハイフンの日本のファンに認知してもらい、その後、アウトドアが好きな人に向け、親和性の高いインフルエンサーにも広げていきたい考えだ。「ブランドを知ってくれたエンハイフンのファン向けにオリジナルグッズを作ることも考えたい」（同）と話す。
