2022.12.21

アルコニックス・三高、食器ブランド「JAPAN CRAFT WORKS」を展開 伝統と新しさを追求、地域の名産をアピール

オンラインショップでは商品 ページの見せ方にこだわる

金属製品の加工製造やOEM商品の卸販売を行うアルコニックス・三高は、自社の食器ブランド「JAPAN CRAFT WORKS(ジャパン・クラフト・ワークス)」の商品を販売している。運営するオンラインショップ「KLASINO design shop」で先行販売し、商品の魅力を訴求している。

同ブランドは「伝統と新しさ」をコンセプトに開発した食器類で、2022年9月に先行販売を開始。ファミリー層に購入され、徐々に売り上げを伸ばしているという。

地域の伝統的な名産を生かしている。「企画した商品を通じて、地元の名産をアピールしたい。職人と何度も打ち合わせして、細部にまでこだわっている」としている。事業部のある愛知県は、瀬戸焼や常滑焼など焼き物が多い。名産地に近いという地理的な特性を生かしているという。

EC担当者の岩田氏は、企画段階から商品デザインに関わっている。「前職で家電のデザイナーをしていた経験を生かしている」(岩田氏)と言う。顧客に近い立場からデザインに関わることで、職人の持つ「伝統」の技術に「新しさ」を加えた商品開発を行っている。

オンラインショップでは、商品ページの見せ方にこだわる。「職人が持つ伝統的な技術に焦点を当てている。商品の良さだけでなく、背景にあるストーリーも訴求している」(同)と話す。作り手の顔が見えるような売り場作りを目指す。

今後は、大手モールへの出店だけでなく、自社ECサイトでの販売も視野に入れる。「自社のサイトで、ブランドのこだわりをより深く発信したい。日本の伝統を発信する意味でも、海外への販路も充実できれば」と見通しを語る。





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