【インタビュー】トータル美容サロン経営 1級フードアナリスト 国民的美魔女コンテストグランプリ 谷口のぶえさん
引き算の美容で土台の骨ケア
1級フードアナリストの資格を持ち、食と美の専門家として【真の美】を追求する谷口のぶえさんは、「引き算の美容」を追及しているという。不要な添加物を摂取せず、適度に日光浴などもすることで、健康的な美容を実践しているという。谷口さんに、「引き算の美容」の秘訣と、骨密度ケアについて聞いた。
▲谷口のぶえさん
55歳でもすっぴんで生活
――谷口さんの美容の秘訣は何ですか?「加工食品や添加物を控える」「界面活性剤を含んだ化粧品を使わない」といった、「引き算の美容」を追求しています。自分の今使っているものを見直し、何を減らしていくかが重要だと考えています。
私は40代後半になってから、食事で健康と美容を整えることを始めました。食事の栄養素についても勉強し、1級フードアナリストの資格も取得しました。55歳になった今でも、毎日すっぴんで過ごしています。
――特に注目している栄養素は何ですか?例えば、ヤムイモなどに含まれるジオスゲニンという有効成分があり、サプリで摂取しています。
人は加齢とともに、「DHEA」というホルモンが、40代で半減するといわれています。特に女性は更年期障害が大きく関係します。「DHEA」は体内で女性ホルモンのエストロゲンに変換されますから、からだの活力の維持に欠かせない要素です。ジオスゲニンはそれを補い、バランスを整える大切な成分です。
太陽光とミネラルによって生成されるビタミンDも重要な栄養素です。若いころは「美白が命」だと考え、全身黒づくめで、UV対策を万全にして、外出していたこともありました。ただ、ビタミンDの重要性を知ってからは、健康的に日光浴するようにしました。
健康から美容を目指したことによって、砂漠で肌を出して過ごしても、シミが定着しないような体になりました。
▲谷口のぶえさん 骨密度は肌の丸みに影響
――骨密度ケアについては、どのように考えますか?
骨密度の減少は、骨粗しょう症の原因にもなりますが、私は、顔のたるみやシワにも影響すると考えています。丁寧にスキンケアをしても、骨密度が維持できないと、肌の表面の丸みが失われると思います。
骨密度のケアには運動が大切です。特に、なるべく骨に刺激を与える運動が必要です。
例えば、料理をしている時にかかとを上げて落とす運動も効果があります。なるべく早めに歩くウォーキングもいいと思います。ただ、無理をしても続かないので、気軽に骨を刺激できる“ながら運動”をしてみるのがいいと思います。