第2の代替肉「トーフミート」の注目度アップ 「食べるJAPAN 美味アワード2021」で準グリンプリ受賞

　臭みのない「トーフミート」を開発するまでには、多くの時間を費やしたという。肉と同じような食感を保つため、県内の技術センターで商品を何度も改良。水分量を調整し、肉の食感に近い「トーフミート」の開発に成功した。

味にもこだわっており、植物性の食材を使用して、肉に近いうま味が出るように改良を繰り返した。肉のうま味にはイノシン酸という成分が含まれる。だが、イノシン酸は動物性のため、顧客ターゲットとなる菜食主義者などにはふさわしくない。

そこで、同社は植物性食材を掛け合わせて、肉に近いうま味を生み出すことにした。

「昆布粉末と椎茸粉末を『トーフミート』には使用している。昆布のグルタミン酸と椎茸のグアニル酸が合わさることで、肉に近いうま味が生まれる」（同）と言う。

今後は、「トーフミート」をより多くの顧客に届けるため、EC運営を強化させていく。ベンチャーキャピタルと広報PRの業務を手掛けるBREWと契約し、商品の認知度向上に努めていく。


「トーフミート」
https://tofu-meat.com/