2022.06.23

【「Bカート」導入事例】丸幸「ペット事業部」、事業規模に応じて対応できる点が魅力

加藤康平取締役

丸幸は1918年に創業、今年で105年目の歴史を持つ。電気用陶磁器の設計・製造・加工および販売(電力仕様高低圧碍子)を主力事業として、長年、電力会社向けに販売してきた。

海外の犬や猫向けペットサプリメントの国内販売をきっかけに、約25年前に新事業となる「ペット事業部」を立ち上げた。米国・ガーモンコーポレーション社の「Naturvet(ネイチャーベット)」の日本・アジア圏総代理店として、国内のトリミングサロンやペット用品店、EC企業などを対象に卸を行っている。近年はペット専門ECによる取引が増えているという。

サプリメントブランド「ネイチャーベット」は、世界で25年以上、犬や猫の健康をサポートしてきた。特に関節用サプリメントはバランスよく成分が配合されており、関節を多角的にサポートする。世界中の獣医師・動物園でも使用・推奨されているという。

取り扱いサプリメントは10種類取りそろえる。ECで人気の高い関節用サプリメント「アースリアーマー」は、グルコサミンやコンドロイチンに加え良質な「緑イ貝」もバランスよく配合。小型犬や猫も食べやすい小粒タイプにしている。


Bカート導入でEC化を実現


BtoB-ECサイトを構築する前は、営業社員が対面で提案していた。その後、営業社員が社内の事務作業を兼ねる体制となったこともあり、内部の作業量を効率化する目的で、2021年11月にBtoB-ECサイト(受発注サイト)を立ち上げたという。

サイトの開設にあたっては、BtoB-EC専用カート「Bカート」を提供するDaiのシステムを導入した。数社のカートを比較検討した上でBカートを導入した。「最初はスモールスタートで、今後の事業規模に応じて対応できる点や導入コストが魅力だった」(加藤康平取締役)と話す。

Bカートを導入する前、受注はFAXと電話で対応していた。そのつど、販売ソフトに手作業で再入力するなかで商品名や数量の入力ミスもあり、大きな負担となっていた。

導入後は、取引先にメールなどで新商品を案内する際、サイトへのアクセスができるようになり、「ECサイトが営業ツールになっている」(加藤取締役)。

現在は、既存の取引先にのみオープンするセミクローズドの状態だが、今後は、新規取引先拡大に向けて情報力強化を進め、オープン化を目指す。加藤取締役は「情報発信する機能を強化することで多くの人に認知をしてもらえるようなサイト作りをしていきたい」と話している。


【「Bカート」 サービス概要】
「Bカート」は、BtoBの受発注業務をEC化するクラウドサービス。BtoB特有のさまざまな商習慣に標準対応している。カスタマイズが不要ですぐに利用できる。中小企業から上場企業まで、1000社以上の導入実績がある。現在、35万を超える事業者がBカートで発注を行っている。月額9800円から即日スタートできる特徴もある。



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