2022.01.21

【記者座談会 2022年EC業界予測<5>商品調達編】価格高騰、仕入難の悩みまだ続く


2022年のEC業界はどう動くのか――EC業界の”現場”を取材で駆け回る「日本ネット経済新聞」の記者が集まり、「2022年のEC業界予測」を語り合った。テーマは①OMO ②物流 ③コンプライアンス ④越境EC ⑤商品調達 ⑥ライブコマース ⑦メタバースーーの7項目。記者が取材で見てきた変化を振り返りつつ、今年のEC業界の行方を占う。記者の写真とともに、それぞれが掲げるEC市場を攻略するための「2022年のキーワード」も掲載している。


【⑤商品調達編】

司会:三浦君は先日、コーヒーの仕入れ価格高騰に関する記事を書いていた。どんな影響が出ているのか。

三浦:コンテナが全然足りない影響があり、船便の価格が3~4倍くらい上昇しているとは聞いた。コーヒーだけでなく、輸入品にはすべて影響しているのではないかと思う。その中でコーヒーは、ブラジルでの収穫量減少による価格高騰もあり、ダブルパンチを食らっているような状況だと聞いている。

商社経由などで、大量に仕入れている事業者は、仕入れコストがかなり悪化してしまっているようだ。直接仕入れを行っているところは、比較的ましらしいとは聞いている。コーヒー以外も大型の船便などで仕入れているような商材に関しては、すべて高騰しているのではないのかという認識だ。


      三浦翔 記者

【2022年のキーワード「独自性の勝負」
ECが飽和になりつつある2022年、独自性のある商品・サービスが生き残りの鍵になってくると思う。

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