2020.04.08

【健食通販インタビュー】SONOKO 宇田川裕昭社長「社長就任後、売上50%増の商品も」

SONOKO 宇田川裕昭社長


「献立」試しファン育成


――銀座の直営店会員専用ラウンジでは、社長自ら顧客と交流することもあると聞いた。

ラウンジで月に1度開催している定例会に出席して交流を欠かさないようにしている。購買を促進しているのは、食品添加物無添加・ノンオイル調理による「SONOKO式献立シリーズ」の「4週間完全実行処方献立」(税別7万8000円)。

2019年10月に、私が身をもって4週間の献立を試した。体調や味覚に現れた、良い変化を会員に話している。これからから当社の「献立」にチャレンジするお客さまにとって、安心感や「社長業で忙しくても実行できる」ということを知ってもらう後押しになっている。

当社の歴代社長は複数名いるが、社長が自ら、4週間献立を試したのは初めて。就任前は、チラシを会報誌に同梱するだけだったが、現在は銀座店の店長やスタッフも「献立」に取り組み、その変化を定例会で発表、新規顧客獲得につなげている。

――社長の後押しによる「4週間完全実行処方献立」の売上高推移は。

就任前と比較して50%増となっている。多いときは月に100人以上のお客さまが4週間献立に取り組んでいる。「献立」による体調の変化を実感した人は継続することが多く、売り上げ拡大につながっている。今後は当社の社員だけでなく、「献立」に取り組んでいただいたお客さまの声を集めて、さらなる新規獲得に役立てたいと考えている。

新規顧客向けの施策としては、その他、2月にリリースしたダイエット企画「銀座でおいしくダイエット部」がある。お客さまに7日間以内に来店してもらい、1食500キロカロリー以下の食事を10食ドリンク付きで提供した。初動の手応えは好調だった。ただ、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、注文数は現在、計画を下回っている。

ウイルス対策セットが好調


――新型コロナウイルス感染拡大に伴う業績への影響は。

業績への目立った影響はない。直営店では2月以降、新規のお客さまの客足が落ちているが、売り上げの主軸となっている既存のお客さまの購入ペースは変わっていない。外出を避けてECで購入するお客さまが増えたので、ECの売り上げは増加傾向だ。

直営店では2月21日、繰り返し使える竹素材のマスク、サプリメント4種類を同封して「ウイルス対策セット」(税別3万6210円)を発売。現在、約40セットほど売り上げている。売れ行きは計画通りだ。

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