EC事業者向けにCRM支援などのサービスを手掛けるコアフォースは10月1日付で、社名を「株式会社LTV‐X(エルティーブイエックス)」に変更した。今秋からオムニチャネル向けや在庫管理など、新たなLTV関連のシステム展開を計画しており、「LTV」にフォーカスした社名に変更することにした。社名変更の狙いや今後の計画を、野口学夫社長に聞いた。
――10月1日付で社名を「LTV‐X」に変更した理由は?弊社のメインシステムは通販・EC向けの「LTV‐Lab(エルティーブイラボ)」だが、自治体向けや飲食店向けのCRMも展開しており業容が拡大してきた。それに伴いLTVシリーズも増えてきているので、コアフォースという社名よりもLTVを冠した社名の方が合っていると判断した。Xは可能性とか拡大を意味している。多数の多様なシステムを作っていくという意味でLTV‐Xに変更する。
――LTVシリーズが増えているということだが、具体的には?既存のシステム以外に今秋から今冬にかけて、LTV‐Omniなど4つのシステム展開を予定している。オムニチャネルという言葉は以前からあるが、オムニチャネル向けのCRMシステムというのは、なかなかいいものがなかった。弊社のクライアントには店舗を持っているお客さまも多く、要望もあったのでオムニチャネル向けのCRMシステムを展開する。
――昨今、各カートシステムとの連携を積極展開しているが、新たなシステム展開を見据えてのものか?その一環だ。もともと100のクラウドを作ろうという目標がある。さまざまな市場向けに100のプロダクト・事業を作って、100人のリーダーを育成し、ストックビジネスを展開しようということだ。その目標に向けて10月の下期から、社名変更を機に積極的な事業展開を計画している。