2021.10.04

かっこ、上限額なしでクレカ不正被害を補償する「O-PLUX Premium Plus」提供 検知から保証までワンストップで

かっこは9月30日、不正注文検知サービス「O-PLUX(オープラックス)」の新ラインアップとして、不正注文検知に加え、クレジットカードの不正利用被害が発生した場合は上限なしでその被害額を補償する「O-PLUX Premium Plus(出荷判断代行サービス)」の提供を開始した。ネット通販事業者のクレカ不正対策を検知から保証までワンストップで支援する。

不正注文検知サービス「O-PLUX」は、データサイエンスを活用した独自の審査ロジックにより、不正注文をリアルタイムに検知し、クレジットカードのなりすまし注文、不正転売・悪質転売、後払い未払い等の不正被害の防止及び審査業務の自動化を実現するクラウドサービス。新たにラインアップした「O-PLUX Premium Plus」は、「O-PLUX」によって不正検知を行うことで不正行為自体を抑止するとともに、万が一、チャージバックが発生した場合に被害額を補償する、ワンストップのクレジットカード不正対策サービスとなる。

最大の特徴は、「O-PLUX」で審査結果OKとなった注文がチャージバックとなった場合、チャージバックとなった金額を上限額なく補償する点だが、万が一のチャージバックの補償だけでなく、国内導入件数No.1の不正注文検知サービス「O-PLUX」による高精度な不正検知で不正行為自体を抑止することで、クレジットカード不正利用の根本対策を可能にする。また、人が目視で行うような、よりきめ細かい審査が可能なRPAスクリーニング(オプション)で補償範囲を拡張可能することもできる。

【チャージバックの流れ】


一般社団法人日本クレジット協会発表の「クレジットカード不正利用被害額の発生状況(2021年6月)」によると、クレジットカード番号等の情報を盗まれ不正に使われる「番号盗用被害」が年々増加しており、2021年1月~3月の被害額は68.7億円(前年同期比39.6%増)に及んでいる。ネット通販のような非対面取引においてクレジットカードの不正利用が発覚すると、クレジットカード保有者が利用代金の決済に同意しない場合、売り手であるEC事業者はカード会社から売上代金の支払いを拒絶される恐れがある。商品を発送したにもかかわらず、売上代金を回収できなくなってしまうこの「チャージバック」の対策の1つとして、チャージバックが発生した場合にその被害額が補償される「チャージバック保険サービス」への加入があげられるが、保険に加入するのみで不正検知等の根本対策を行わないネット通販サイトは、不正者に狙われ続け、不正の温床となりかねないという課題もある。

こうした状況を受け、「O-PLUX」によって不正検知を行うことで不正行為自体を抑止するとともに、万が一、チャージバックが発生した場合でも上限額なしで被害額を補償する、ワンストップのクレジットカード不正対策サービス「O-PLUX Premium Plus」の提供に至ったとしている。今後も、多様化する最新の不正手口に関する分析と研究を重ねるとともに、積極的に機能拡充・サービス開発に取り組むことで、安心・安全なオンライン取引・ネット通販の環境づくりに貢献していく考えを示した。




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