2021.09.14

明太子のふくや、ECサイトでの決済率が1.15倍に セールスボット「SELF LINK」のABテスト結果を公開

セールスボット「SELF LINK」を展開するSELFは9月7日、明太子の製造・販売などを展開するふくやのオンラインショップにおいて実施した「SELF LINK」のABテストの結果を公開した。決済完了率は、表示ユーザーが非表示ユーザーに対して115.3%は約15%、カート追加率は約32%の導入成果と、いずれもプラスの結果を得た。

「SELF LINK」は、実店舗での接客における商品提案をオンラインショップ上でも可能とした、ボット形式のセールスオートメーションシステム。豊富な商品知識を持った接客員のような提案、案内をサイト上で提供し、ユーザーニーズに合わせカテゴリをまたいだ商品提案を行うことで、CVRや顧客単価に貢献するセールスが可能だ。

このほど、2020年8月より「SELF LINK」を導入しているふくやのオンラインショップ協力のもと、各種改良を行いながらノウハウを蓄積した結果検証としてABテストを実施し、その結果を公開した。今回のABテストは、2021年8月2日~8月16日に実施したもので、「味の明太子ふくや」のECサイト利用者を対象に、SELF LINKの表示・非表示を無作為で約半数に分け比較検証を実施。「SELF LINK」表示側をA、非表示側をBとし、「SELF LINK」が売上にどのような効果をもたらしているかを計測した。

ECの売上に大きな影響を与える指標は、決済完了率とカート追加率との考えから、「SELF LINK」の最終コンバージョンを決済完了率として、表示・非表示ユーザーそれぞれの「決済完了率」や購入過程における「カート追加率」などの比較検証を行なった結果、全体の指標としている決済完了率は、表示ユーザーが非表示ユーザーに対して115.3%(約15%の導入成果)だった。カート追加率も131.5%(約32%の導入成果)となり、「SELF LINK」を表示したユーザーがどちらもプラスの結果となった。

【検証結果】


決済完了率における、「SELF LINK」表示ユーザーが1.15倍という結果は、通常の店頭販売におけるクロージングをECサイトでも実行できており、「SELF LINK」の行う「提案できる接客」の効果証明になったと考えられるとしている。また、ユーザーに合った商品提案が的確に行われたことにより、決済まで確実につなげ、カート追加率や決済完了率の効果を上げられたとの見解を示した。

「SELF LINK」は、「提案できる接客」システムとして、実店舗でしかできなかった「売上を生みだせる接客員」をECにおいても実現するとし、今後もECサイトにおいて、ユーザー1人ひとりへの情報最適化と売上貢献のため、システム改善を重ねていくとしている。




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