経済産業省と独立行政法人日本貿易振興機構（JETRO）は8月11日、次世代のイノベーションの担い手を育成するプログラム「始動Next Innovator（ネクストイノベーター）2021」の参加希望者の公募を開始した。国内外で実施される同プログラムの参加費は無料だという。応募の締め切りは、9月6日の正午。応募フォーマットと、事業に対するビジョンなどのプレゼンテーション動画を提出する必要がある。選考結果の連絡は9月中旬になるという。
「始動Next Innovator」の目的は、事業機会を見つけ出し、新たな価値を創造するために挑戦し続ける行動的な「イノベーター」を育成することにあるという。
同プログラムでは、9月25日~12月18日に、全13回の「国内プログラム」をオンラインで行う。オフラインでの開催も計画しているという。
参加者の定員は100人程度。「国内プログラム」では、テーマごとに、日本を代表する起業家・実業家が講演を行う。方法論を学んだり、各自の事業計画をブラッシュアップしたりできるという。
「国内プログラム」の参加者から選抜された20人は、2022年1月30日~2月5日に、米国カリフォルニア州パロアルト市で開催する予定の「シリコンバレープログラム」に参加できる。「シリコンバレープログラム」では、参加者が立案・策定した事業計画を、シリコンバレーのメンター・起業家・ベンチャーキャピタリストに対し、ピッチ（短いプレゼンテーション）できる機会を複数設けているという。現地でのネットワークづくりなどにも役立ちそうだ。
国内プログラムにかかる、宿泊費や交通費などは実費負担となるが、「シリコンバレープログラム」では、シリコンバレーへの航空券と宿泊費が提供される予定だ。
