2021.08.13

ピアラ、エフ・コードに投資実行 ツール活用によるマーケティング効果の最大化を見込む

ECマーケティングテック事業などを展開するピアラは8月10日、連結子会社であるピアラベンチャーズが運営するファンド「ピアラベンチャーズ1号投資事業有限責任組合」において、企業のDX支援とCX支援を展開するエフ・コードに投資を実行したと発表した。ピアラの顧客のエフ・コードとの協業、および提供するツールの活用により、マーケティング効果の最大化を見込めるとしている。

「ピアラベンチャーズ1号投資事業有限責任組合」が投資を実行したエフ・コードは、「マーケティングテクノロジーで世界を豊かに」の経営理念のもと、企業のデジタルマーケティングを中心としたDX支援とCX支援の2つの事業領域をメインにサービスを展開。⠀DX支援においては、Web媒体上での集客等を目的とした広告運用だけでなく、データ分析・改善に至るまでを担うコンサルティングや、顧客Webサイトの集客力を継続的に維持向上させるためのコンテンツの企画・制作・分析・改善施策を一貫して支援する。豊富な経験を有するコンサルタントの直接支援を通じて、顧客ごとの課題に即した個別のマーケティングサービスを提供している。

CX支援では、これまでDX事業において直面してきた数々の顧客課題と、それに沿ったソリューションの蓄積、既存のサイト解析ツールやMAツール等のデータ統合により高品質なデータプラットフォームを構築。当該データプラットフォームにより、企業ウェブサイトにおける顧客体験を向上し、顧客獲得効率を向上させるソリューションをSaaS型ソフトウェアにより提供している。

ピアラは、Webの獲得領域のみならず、ブランディング広告や運用型TVCMなどのブランディングにも事業領域を拡大。これまで散らばっていたオンラインデータ・オフラインデータを一気通貫で分析し、マーケティング効果の最適化をサポートする「通販DXサービス」を展開している。また、エンタメ事業では、ファンサイトやECサイト、ライブ配信などのあらゆるエンタメサービスを次世代型エンタメプラットフォーム「サイバースター」により提供してしている。

今回の投資により、ファンドが今後の成長を見込む投資先や、ピアラの得意とするヘルスケア・ビューティ・食品領域、そしてエンタメ分野の既存顧客がエフ・コードと協業し、エフ・コードの提供するツールを活用することで、これまで以上のマーケティング効果の最大化が見込めるとしている。特に単品通販企業は、いかにWebサイトからの離脱率を下げ、ユーザーの利用しやすいサイト作りが出来るかが売上を上げる重要なポイントとなるため、ピアラで提案した施策をエフ・コードのツールを用いて行うことで、更なる相乗効果が期待できるとしている。

ピアラベンチャーズでは、品質の高い商品や良いビジネスモデルを持ちながらも、マーケティング活動に資金をかけられず機会損失となっている中小企業やスタートアップ企業の発掘及び、成長資金の供給支援を推進。資金援助に加え、ピアラが設立以来蓄積してきたマーケティング支援におけるノウハウや独自の悩みデータ用いて、投資先に対してもマーケティング活動の最適化を行っていくことで、企業成長の最大化を目指している。今後も引き続き投資家を募り、ファンドの資金を増やしつつ、新たな投資先の発掘・支援へと努めていく考えを示した。



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