2021.05.25

キリンHD、「プラズマ乳酸菌」入り商品が好調 1 ~4月の累計販売金額が前年比約4割増

キリンホールディングスは5月20日、独自素材「プラズマ乳酸菌」を使用した商品の2021年1~4月の動向を発表した。日本初の免疫機能の機能性表示食品「iMUSE(イミューズ)」ブランドを中心に好調に推移し、国内外における「プラズマ乳酸菌」関連事業の1~4月累計の販売金額は前年比約4割増となった。ベトナム販売している「KIRIN iMUSE」も、同期間の販売数量が前年比で約4割増と好調に推移しており、国内外でプラズマ乳酸菌への評価が高まっているとした。

カテゴリー別の販売動向では、「プラズマ乳酸菌」入り飲料は、2021年1~4月の国内累計販売数量が前年比約4割増、「iMUSE」ブランド飲料では前年比2倍を超え、大きく伸長した。機能性表示が開始された2020年11月以降の「iMUSE」ブランド飲料の販売数量は、発売から約5カ月半で合計6600万本を突破した。キリンホールディングスのグループ会社で、ベトナムでKIRINブランドの清涼飲料を販売するインターフード社は、2019年からベトナムオリジナル商品「KIRIN iMUSE」を販売。売り上げは好調に推移しており、2021年1~4月の販売数量は前年比約4割増となった、

「iMUSE」サプリメントの2021年1~4月累計販売金額は、前年比約8割増と好調に推移した。2020年11月より順次発売した機能性表示食品「キリン iMUSE professional プラズマ乳酸菌サプリメント」「キリン iMUSE プラズマ乳酸菌サプリメント」は、取り扱い店舗数が1万6500店を超え、消費者の生活により身近な存在になったとしている。ファンケルからは、「プラズマ乳酸菌」を配合した「免疫サポート」を2020年12月に発売。免疫力に関心が高まっていることもありヒット商品となっている。

2021年1月12日から機能性表示食品として順次発売を開始した「小岩井iMUSE 生乳(なまにゅう)ヨーグルト」、「小岩井 iMUSEドリンクヨーグルト」は、大手量販店などでの新規取り扱いが拡大し、好調に推移している。

こうした好調の要因には、「プラズマ乳酸菌」の高い認知率、免疫への関心の高まり、飲料の売り上げの増加、サプリメントの定着率アップ、ベトナムでの取り扱いの増加を挙げた。2020年9月と比較して、「プラズマ乳酸菌」の名称についての認知率は約1割増、免疫機能に関する認知率は約6割増と伸びており、「iMUSE」ブランドなどの商品を手にとるきっかけにつながったとしている。

2021年に首都圏・関西の顧客向けに「免疫」「iMUSE」をテーマに開催したオンラインセミナーは、定員の3倍以上の申し込みがあり、「免疫」への関心の高まりが感じられたとしている。また、2021年1月以降、6つの学会・研究会等でプラズマ乳酸菌の研究成果を発表しており、昨年に比べて学会などに招聘され、研究成果を発表する機会も増え、免疫研究への関心の高まりも感じられるとしている。

飲料の売上については、2020年11月に新発売した「キリン iMUSE レモン」「キリン iMUSE 水」「キリン iMUSE ヨーグルトテイスト」の販売がコンビニエンスストア・スーパー・ドラッグストアなどの量販店を中心に好調だという。特にコンビニエンスストアでは、2020年に比べて採用アイテム数も増加し、「iMUSE」ブランド飲料の2021年1~4月の累計販売数量が前年比2倍を超えた。


「KIRIN iMUSE」

キリングループは、長期経営構想「キリングループ・ビジョン2027」を策定し、「食から医にわたる領域で価値を創造し、世界のCSV(Creating Shared Value)先進企業となる」ことを目指している。その実現に向け、人々の健康に貢献していく「ヘルスサイエンス事業」の育成を進めており、その一つとして、キリングループの35年の研究から生まれた「プラズマ乳酸菌」を使用した商品をグループ横断で展開し、昨今の体調管理意識が高まる中、健康維持に貢献していくとしている。



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