2021.02.13

スタートレードジャパン、ベトナムの魅力にとりつかれ起業 日本にベトナム珈琲広めるため奔走

ベトナムのコーヒー農園での山口誠社長

スタートレードジャパンが運営するECサイト「ベトナム珈琲豆屋」では2017年より、ベトナム産のお茶やコーヒーを販売している。山口誠社長が私用で、何度かベトナムに行くうちに、ベトナムに魅力を感じたことが、会社を設立するきっかけになったという。コロナ以前は年3回程ベトナムを訪問していた。ベトナムのコーヒーやお茶を日本に広めるため、日々奔走しているという。

山口社長は同社の設立以前、健康食品の通販を行う会社に勤務していた。当時、EC事業を担当したことも、今の事業につながっているのだという。受注業務の効率化や、売り上げ管理の大切さも、その頃に学んだとしている。

ベトナムのコーヒー生産量は世界2位といわれているが、生産するのは、いわゆる大量消費用の品種が多いという。「栽培されている豆の95%はロブスタ種といわている。一方、日本で飲まれているコーヒーのほとんどはアラビカ種。こうしたことも、日本でベトナムコーヒーの認知が低かった要因の一つ」(山口社長)と話す。

ロブスタ種は、日本では、缶コーヒーやインスタントコーヒーに使われることが多かった。カフェイン含有量が高く、苦味も強いといわれている。そのため、薄めに入れたり、ミルクを入れたりして飲む人が多いという。近年はその特徴を生かし、アラビカ種とブレンドされることも多くなった。「日本での認知はまだまだだが、徐々に広がってきている印象」(同)と話す。


砂糖とミルクが入ったインスタントコーヒーも人気

「ベトナムには、日本からの経済援助を受けていることを知っている人も多く、親日な国。ベトナムで作られている良い物を日本に広げることで、ベトナムの経済発展や雇用につなげていきたい」(同)と話している。


「ベトナム珈琲豆屋」
http://vietbeans.jp/

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