2021.01.15

「無印良品」、3つの『新』を発表 52品目値下げ、家具のサブスク本格化など

良品計画は1月15日、3つの「新」として新商品、新価格、新サービスを発表した。家具や生活雑貨の新商品を紹介するとともに、1月15日から生活雑貨52品目を2〜3割値下げすると発表した。さらに2020年7月から試験的に開始していた家具の月額定額(サブスク)サービスを本格展開すると発表。提供店舗を7店舗から全国182店舗に拡大し、提供商品もセットから単品単位で利用できるようにした。コロナ禍で生活様式が変化する中、新生活に備える消費者に向けて利用しやすいサービスを提案する。

既存商品を改善した新商品を紹介した。エイジングスキンケアは容器のプラスチック使用量を20%削減。マットレスの寝心地を改善する「ポリエステルわたトッパー(かため/やわらかめ)」や、定番商品である「からだにフィットするソファ」用の補充クッションなど、おうち時間をより良くする商品を紹介した。

1987年に発売し、定番商品だったH型自転車の復刻版も1月15日から販売を開始している。これは3蜜回避のため自転車で通勤通学する人が増え、自転車のニーズが高まっていることから発売を決めたという。

「ずっと、見直し。ずっと、良い値。」をテーマにハンガーや収納用品、食器など52品目の価格を改定した。ポリエステル綿麻混・ソフトボックス(長方形・中)を1190円から890円に、アルミ洗濯用ハンガー・3本組を290円から250円に、アクリルネックレス・ピアスケース・見開きタイプを2490円から1990円に、手指用消毒ジェルを990円から790円に改定した(すべて税込み)。

「無印良品」は「素材の選択」「工程の点検」「包装の簡略化」という商品開発の姿勢に基づき開発した、完成度の高いサステイナブルな日用品を、いつも買いやすい、安い価格で提供している。今後も継続的に価格の見直しは行う予定。生活雑貨の価格改定第2弾は3月に実施する。


家具の月額定額サービスは、大きな初期費用がかからず、安価な月額定額制制で商品をレンタルできる。2020年7月から約3カ月間、家具・インテリア用品を6種のセットで利用できる月額定額サービスとして7店舗で試験的に提供していた。今回、顧客の声を反映し、家具単品で利用できるサービスに刷新し、1月15日から全国182 店舗で提供する。


【家具の月額定額サービスの価格】


対象商品には「無印良品」のベッド、デスク、チェア、収納家具など、汎用性の高い商品を選定した。年単位の契約で、1年、2年、3年、4年のプランを用意し、プランの期間満了時には、「解約・返却」「契約延長」を選択するか、希望する顧客には買い取り料金を支払い、そのまま買い取ることも可能。

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