2021.01.05

【新春インタビュー】ジャパネットホールディングス 高田旭人社長兼CEO「顧客との継続的関係を築く」

ジャパネットホールディングス 高田旭人社長兼CEO


カード会員に電気代決済も


――福岡市を新たな主要拠点とする「JAPANET@FUKUOKA」プロジェクトの目的は?

大きく2つの目的があって、1つは従業員の通勤時間を短縮させたかったことと、今後、長崎で地域創生事業やプロバスケットボールクラブが本格化するので、イベント企画やクリエイティブなど長崎の近くにあった方がいい部署がかなりあるからだ。やはり九州の会社なので、九州に拠点があった方が社員の定着も高まるだろうと判断した。

――1月から新年度がスタートする。通販事業で企画していることは?

ジャパネットは2021年、創業35周年を迎える。グループ全体では「変化を受け入れて楽しもう」というメッセージで取り組んでいく。企画としては、食品頒布会やウォーターサーバーのように、継続的な関係性を作っていこうと思っており、その一環としてジャパネットカードの会員獲得キャンペーンを年始から開始する。カード会員向けには、「ジャパネットでんき」という新サービスを展開する。「ジャパネットでんき」に申し込み、電気代をジャパネットカードでお支払いいただくと、毎月の利用料金の5%をジャパネットポイントで還元するというものだ。さらに、水事業の新工場建設も始めている。7月ぐらいには完成予定で、かなり自動化が進んだ水の工場が完成する。カードやウォーターサーバーなど、お客さまと継続的な関係性を築けるようなビジネスを増やしていくことに、こだわっていきたい。

――ジャパネットグループ全体として抱負は?

通信販売事業に加えスポーツ・地域創生事業もしっかり取り組んでいきたい。例えば、スポーツでいうと長崎で初のプロバスケットボールクラブ「長崎ヴェルカ」がB3リーグへの参入を目指している。ここも本当に素晴らしい仲間が加わってくれて、選手の獲得から練習場の整備まで始めているので、プロサッカー「V・ファーレン長崎」とバスケの「長崎ヴェルカ」の両方で長崎を盛り上げていきたいと思っている。

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