2020.11.16

楽天、西友の経営に本格参加 KKR、ウォルマートとともにOMOリテーラーの確立目指す

 

楽天はDX支援の新会社設立


楽天とウォルマートは2018年1月、戦略的提携を締結し、同8月からは楽天と西友の合弁会社を通じてネットスーパー事業「楽天西友ネットスーパー」を協働運営してきた。今回の西友への出資もこれまでの取り組みの一環だという。

楽天は2021年1月に設立する「楽天DXソリューション株式会社(仮)」を通じて西友の株式を取得する。新会社は国内の実店舗を運営する小売事業者のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進を支援することを目的に立ち上げる。楽天が持つ資産やデジタル技術に加え、西友で取り組むDXの実践的なノウハウを他の小売事業者にも提供する。

具体的にはAIによる需要予測を活用した在庫管理や価格設定の最適化、スマホなどによる実店舗における"レジ無し決済”の導入などを予定している。さらにOMO施策として、オンラインとオフラインの購買データを融合し、ユーザーごとにパーソナライズされた情報を提供するなど、ユーザーにとってより便利な購買体験の実現を図る。

今後、「楽天DXソリューション株式会社」設立の趣旨に賛同する事業パートナーと提携することを視野に入れている。その一環として、東急も新会社との提携を検討しているという。

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