2020.08.17

フューチャーショップ、7業種でカート導入企業の流通額200%超 日用品以外に売れた商品ジャンルは?


5つのテーマでEC利用状況を調査


コロナ禍での生活者のEC利用状況についても調査している。調査テーマは①「利用デバイスの変化」②「注文件数の変化」③「新規顧客利用状況」④「購買単価の変化」⑤「決済手段の変化」。調査対象は、2019年と2020年の4月〜6月に、各月の注文件数が100件以上の店舗の中から500店舗を無作為に抽出した。

「利用デバイスの変化」については、在宅時間の増加し、通勤などが不要になったこともあり、パソコン(PC)が利用しやすい状況にあるため、PC経由の購入が増えるのではないかという仮設を立てていたというが、実際はすべての月でスマートフォン(スマホ)経由の購入割合が増加していたという。

【スマートフォン経由の購入割合(注文件数)】


「注文件数の変化」については、PCもスマホも受注件数は増加している。月別に見ると、外出自粛が求められていた4〜5月の注文件数は前年対比約2.5倍に急増し、緊急事態宣言期間中は自社ECの利用増加が加速した。緊急事態宣言が明けた6月には少し加速が落ち着いているようにも見えるが、リアル店舗の営業再開や営業時間の正常化が始まったことにより、購入場所が分散された影響ではないかと見ている。6月をデバイス別に見ると、PCよりもスマホの加速が落ち着いたという結果が出た。



これらの結果から、「実店舗の営業再開がスマホメインでECを利用する方に影響を与えた」という仮説を立ててみると、スマホでのEC利用ユーザーは、ショッピング行動自体にアクティブな一面が見えてくる。


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