2020.08.11

【注目通販企業に聞く】ティーライフ 西上節也社長「新社長が新規獲得と海外展開を推進」

西上節也社長


コロナだからこそ地方の強みを発揮


――西上社長は2019年1月、ティーライフにジョインしているが、どんな会社だと感じたか。

素朴な良い会社だと感じた。前職は外資で働いており、社員数も多かった。ティーライフは少人数で効率がいい経営をしている。静岡という温暖な土地柄のおかげか真面目な社員が多い。ポテンシャルは大きいと思う。コロナで都市への集中を疑問視する見方もある。地方から日本全国、さらにグローバルに発信できる強みが今後、発揮できるのではないか。

――新しい事業の展開も強化するのか。

直近ではウィッグの展開を始めている。髪が薄くなった方というより、40代の女性に向けたオシャレ用のウィッグを提案していきたい。気軽に入れるような明るい雰囲気の店舗や、手軽に購入できるECで販売していく。フラッグシップとなる直営店を先日、オープンした。ブランド認知の拡大や接客による商品提案のために店舗は必要だと考えている。ECサイトは8月中旬に開設する予定だが、ECだけで簡単に売れる商材ではない。店舗とECを同時に展開していく。

前職で小売店舗を展開したり、フランチャイズを手掛けたりしてきた。そのノウハウを生かせる。直営店はたくさん増やすつもりはない。東京や大阪、名古屋など主要な都市に展開し、まず気軽に試していただける場所を作っていきたい。実店舗ではオンライン接客なども展開する。コロナでリアルの接客とどちらが求められるのか、その反応も見たい。

他社は駅の近くの雑居ビルに出店しているイメージが強い。当社ではもっと明るく、雰囲気の良いイメージの店舗にしていきたい。すでに化粧品の専門店などへの出店など、いろいろお声掛けをいただいている。商業施設もコロナで閉店するテナントが増えており、新しい商材を探している。われわれにとってはチャンスだ。


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