2020.07.26

NTTぷららの家電EC「ひかりTVショッピング」、自家消費需要で調理家電が伸長

動画配信や家電をネットで販売するNTTぷららは今年4−6月の販売が順調だ。新型コロナウイルスの感染拡大の影響による自家消費の需要拡大と、これまで取り組んできた商品紹介の動画配信、SNSを活用したオリジナルグッズの情報拡散が奏功した。

「巣ごもり」需要を捉え、調理家電全体が伸びた。調理家電用品の4−6月度のEC売り上げは、前年同期比20〜30%増で推移したという。調理家電の販売と合わせ、フローズンスイーツメーカーなども人気だった。


販売が伸びているフローズンスイーツメーカー

同社は、「家にいる時間が増えたことで、例年よりも自宅でアイスクリームを作る人も増えている。梅雨が明けて夏本番を迎えるので、この傾向はさらに強くなる」と分析している。

YouTubeを使った商品動画配信も手掛けている。動画では調理家電やキッチン用品に限らず、家電全般を紹介。動画の再生時間は40秒から1分程度で、商品を使用しているイメージが想像できる内容にしている。

動画配信だけでなく、商品体験イベントによるPRにも力を注いでいる。2019年秋から「アオヤマロッジ」という名のラウンジスペースを運営している(現在は一時休業中)。

ラウンジスペースでは1回30人の規模で商品説明と体験イベントを開催している。イベントには、商品のメーカーから担当者らを招く。商品の特徴を詳細に紹介し、体験をしてもらうことで顧客の理解を深め、購入につなげているようだ。

また、ツイッターと光テレビと連動した企画も実施している。光テレビで配信している映画とコラボレーションしたオリジナル商品の情報を配信し、SNSからECサイトに顧客を流入している。


「ひかりTVショッピング」

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