2020.07.29

ギフトEC「TANP」運営のGracia、約11億円を調達 ギフト専用の物流構築に投資


この度、投資を行ったのは、既存投資家のグロービス・キャピタル・パートナーズ、SMBCベンチャーキャピタル、ユナイテッド、有安伸宏氏と、新規投資家のYJキャピタル。各投資家からのコメントが寄せられている。

■グロービス・キャピタル・パートナーズ 高宮慎一氏
「Graciaは順調に成長し、既に最大1日2300件まで発送できるようになりました。ここから先は、分散化していたギフトEC市場においてどこまで大きくスケールするかという未踏の領域に挑むフェーズです。ECサービスとしてウェブフロントはもちろん、ギフトオプションやロジのオペレーション、サプライチェーンマネジメント、管理会計など経営の総合格闘技に、テクノロジーを武器に挑むエクサイティングなチャレンジです。Graciaのチームの成長力は、事業の成長スピードを優に上回っており、withコロナの時代においても、大切な人への、大切なギフトを贈るプラットフォームとして、ますます必要とされるサービスになると確信しています」

■SMBCベンチャーキャピタル 中野哲治氏
「『TANP』はギフトの贈り主と、その先に存在する受け手のUXを徹底的に追求した本当に素敵なサービスです。初回投資から数えて今回が3回目の投資となりますが、変数の多いビジネスに対して、クレバーさと泥臭さを併せもった優秀なチームに絶対的な信頼を置いております。皆さまの大切な人への贈り物に、是非、ご利用下さい!」

■ユナイテッド 榎本吉兼氏
「Gracia社は、2018年に、ポテンシャルの非常に大きなギフトEC市場に挑戦される会社様として、当社グループ会社のベンチャーユナイテッドが運営するファンドより出資をさせて頂いておりましたが、その後も堅調に事業を拡大され、さらなる成長に向けて追加の資金調達をされるとのことで、この度、ユナイテッド本体からも追加の出資をさせて頂きました。ギフト市場は巨大である一方で、ECの領域では、マーチャンダイジング、ロジスティクス、UI/UX等の顧客ニーズを的確に満たす大手プレイヤーが未だ存在できていない理解でおり、現状既に当該領域のリーディングプレイヤーとなっているGracia社が、同領域のマーケットを牽引、開拓の上、市場を席巻されることを期待しております」

■エンジェル投資家 有安伸宏氏
既存株主として、追加で7千万円フォロー投資させていただきました。斎藤さんから『TANP(タンプ)』というサービス名を数年前に初めて聞いたとき、それが「誕生日プレゼント」を短くしたネーミングであること、そしてギフトEC市場がこれほどまでに魅力的であることに、すぐには気づけませんでした。(今はしっかり理解しております!)斎藤さんの口から熱っぽく語られる事業戦略の解像度は、数ヶ月ぶりに会うたびに高くなっていきました。それに合わせるかのように事業KPIとGMVも力強く伸長し、爽快感ある右肩上がりのカーブを見せつけられ、背筋が伸びる思いをしています。適切なバリュープロポジションの選択、有力ブランドのバイイング、出荷ロジの最適化など、組織に求められるチャレンジは成長とともに年々高度化していくことが必然ですが、非常に安定した足取りで着実にマーケットリーダーへの階段を登っていけることを確信しています」

■YJキャピタル 大久保洸平氏
「Gracia社は、ガリバー不在のギフトEC市場においてNo1になれる企業だと考え、今回、出資させていただくこととなりました。人にプレゼントを贈るという行為は、今後も普遍的に存在し、それをより素敵な体験にするプロダクトが『TANP』であると捉えております。代表の斎藤さんを始めとする若くて優秀なチームの皆さんを応援していきたいと思います!」

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