2020.07.26

「おとりよせネット」が食品通販の利用実態を調査 45%が「増えた」、回数は「3〜4回」、金額は「5000円未満」が最多

アイランドが運営するお取り寄せの情報サイト「おとりよせネット」はこのほど、サイトユーザーに対して、新型コロナウイルス感染症拡大後の食品ネット通販に関するアンケートを実施した。454人から回答があり、調査報告をまとめた。

【全アンケート結果のグラフ】

新型コロナウイルス感染症の拡大前と比べ、ネットで食品を購入する回数は、45%が「増えた」と回答した。1カ月あたりネットで食品を購入する回数は「3~4回」という回答が最も多く、全体の43%を占めた。1カ月あたりの購入増額については「5000円未満」が44%、「5000円~1万円未満」が31%、「1万円以上」が25%となった。



緊急事態宣言が発令された自粛期間中にネットで食品を購入する頻度が増えた理由では、「自宅で食事をする回数が増えたから」が65%、「自粛要請があり、外出を控えていたから」が57%と高い回答比率になった。「ショップの応援・支援」という回答も43%を占めており、助け合いの意識が高まっている。



今後のネット通販の購入に関しては「増える」が42%、「変わらない」が54%となった。食品通販の利便性が高まり、今後も活用の動きが見える一方で、特別な日や記念日に活用したいという声もあった。

今後購入が増えそうなジャンルに関しては、「洋菓子」が50%、「総菜」が47%、「米」が42%となった。コロナ禍が続く中、少し特別な楽しみやご褒美、贈り物としてスイーツをお取り寄せするニーズは引き続き高いと予想される。惣菜やお米、お肉に関しても、手軽に調理ができたり、日持ちがする商品だったり、日々の献立にも役立てられるジャンルが求められている。



お中元、クリスマス、お歳暮など、夏以降のギフト商戦において、食品通販の機会は38%が増えると回答した。増える理由の傾向として、コロナ禍による外出の機会が減っていること、ネットの利便性が上位に入った。

「おとりよせネット」の伊藤梢編集長は、「『おとりよせネット』のアクセス数も昨年対比約5.5倍(4月15日~6月15日比較)となり、上半期では多くの方がお取り寄せを活用されていました。その背景として、自宅での食事が増え、外出を控えていたことが挙げられますが、特に特徴的だったのが『ショップの応援・支援』が理由として上位に挙がった点です。新型コロナウイルス感染症で打撃を受けた事業者を、自宅にいながら応援・支援ができるため、今後も一般消費者の商品を選ぶ理由として、『応援・支援』は重視されると予測しています」と解説する。



【アンケート概要】
調査方法:おとりよせネットにてアンケートを実施
回答者詳細:男性25%/女性75%
      20代7%/30代18%/40代33%/50代28%/60代14%
      会社員37%/専業主婦 主夫23%/パート・アルバイト17%/自営業10%/その他13%
有効回答:454名※設問により回答数が異なる
アンケート実施期間:2020年6月20日(土)~6月30日(火)正午

RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事