「無印良品」、『ふるさと納税』参入 産直マーケット「諸国良品」の取組拡大、まずは約130品目から

「無印良品」を展開する良品計画は9月18日、生産者と顧客をつなぐ産地直送マーケット「諸国良品」の取り組みを拡大し、ふるさと納税専用サイトを開設した。開設時には「諸国良品」の商品を中心とした約130アイテムを取り扱い、今後取扱商品を拡大する予定だ。

良品計画は「感じ良い暮らしと社会」の実現を目指し、地域の皆様と課題や価値観を共有しながら、地域を活性化するさまざまな活動を進めている。地域の活性化に貢献することを目指して2015年から「諸国良品」の取り組みを開始した。全国47都道府県の商品約1800アイテムを取り扱っており、「無印良品」の店舗とECサイトにて地域産品を販売している。

「諸国良品」の商品をより多くの顧客に販売し、生産者への支援を促進するべく、ふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」を企画・運営するトラストバンクと連携して、「ふるさと納税」の仕組みを導入した。

ふるさと納税は、自治体へ寄付した金額のうち、2000円を超える金額が所得税と住民税から原則として全額控除される仕組み。この仕組みを活用することで、顧客は「諸国良品」で取り扱っていた品を手に入れやすくなり、生まれ故郷に限らず、都道府県や市区町村を応援できるようになる。

良品計画では、地域の活性化支援に取り組み、持続可能な社会の実現に貢献することを目指して今後も「諸国良品」の活動を拡大していく。