2023.11.02

KDDI、メタバースEC「αU place」の出店目標は? 無印良品ら出店、新規も募集

KDDI 事業創造本部 副本部長 中馬和彦氏

KDDIは10月24日、メタバース・Web3サービス「αU(アルファユー)」のショッピングに特化した空間の提供を開始した。「無印良品 銀座」など6店舗が順次開店するという。他のメタバースECと比べた費用やリードタイムにおける優位性をアピールし、新たな出店募集も実施している。
 
「αU place(アルファユープレイス)」は、実店舗を空間再現したバーチャル店舗で、最新の展示を見てショッピングができる。「無印良品 銀座」や老舗食品問屋の「ヒョウベイ」など6店舗の利用が順次可能となるという。


▲「無印良品 銀座」のバーチャル店舗

出店のペースについては、「目標の売り上げや出店数は公開できないが、銀座などのショッピングの街をメタバースに再現することを短期目線で目指している」(事業創造本部副本部長 中馬和彦氏)と話した。
 
バーチャル店舗は、同社が提供するアプリ「αU place」から無料で利用できる。各店舗のECサイトとAPIで連携する仕組みだ。店員と会話できる機能は11月以降に提供予定だという。
 
出店店舗は、店舗向けのアプリで実店舗をスキャンすることで、バーチャル店舗や空間を作成できるという。従来のメタバースのように商品をCGで作成する必要がないため、出店における費用や期間を抑えられるとアピールしている。
 
「無印良品 銀座」の出店については、「銀座の店舗になじみのない人や、若年層に楽しんでもらえたらうれしい。バーチャルで興味を持ってもらって、リアルでの来客につなげたい」(良品計画 営業本部オープンコミュニケーション部 管掌 執行役員 永原拓生氏)と話した。






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