2024.06.03

スポーツ用品のヒマラヤ、リユース事業を本格展開 買取商品はECでも販売

スポーツ用品小売業のヒマラヤはこのほど、公式リユース事業を本格スタートした。所有している品の買取りを求めるユーザーの声に対応し、従来ゴルフクラブに限定していたリユース事業を拡大した。

スポーツ用品、ゴルフ用品、アウトドア用品等の商品開発・販売を行うヒマラヤは、大型スポーツ用品店を全国に約100店舗展開している。このほど、これまでゴルフクラブに限定していたリユース対象商品を大幅に拡大し、リユース事業を本格的にスタートした。

本リユース事業においては、店舗に持ち込まれた商品のその場での査定・買い取りを実施。買取りした商品は、メンテナンス・クリーニングを経て、店舗、およびECにて店舗、およびECにて販売する。

ヒマラヤの会員プログラム「ヒマラヤメンバーズ」とも連動し、買取り金額は現金に加えて「ヒマラヤポイント」での支払いも可能。「ヒマラヤポイント」での買取りは、現金より還元率をアップしており、よりお得に利用できる。買取り時に必要な個人情報を「ヒマラヤメンバーズ」の会員情報から引用できるため、より便利に買取りの利用が可能だ。

5月31日には、リユースの販売ECサイト「HIMARAYA NEXT USED」をオープンし、店舗のみならず、Web上でいつでもリユース商品の購入が可能となる。販売する商品は、同プログラムで買い取りした商品が中心で、丁寧にメンテナンス・クリーニングを施しすほか、品種に応じてオゾンによる殺菌を実施し、安心で高品質なリユース商品を販売する。販売においても会員機能として「ヒマラヤメンバーズ」を利用しているため、全国のヒマラヤ店舗、ヒマラヤ公式オンラインストアと会員情報やポイントが連動し、便利かつ得に利用できる。

5月10日より先行実施していた「サクラス戸塚店・葛飾奥戸店」に加え、6月7日からは本館や高崎店など、大型店を含む16店舗にてリユース商品の買取り・販売サービスを開始。順次拡大を進め、24年秋頃までに全店舗にて買取り対応をスタートする予定としている。

リユース事業の本格スタートにあたり、リユース商品の査定・メンテナンス・商品管理を含む一連のシステム構築には、Free Standard社のリコマースオペレーティングシステム「Retailor(リテーラー)」を導入した。

スポーツ用品は比較的耐久性が高く、手入れの仕方次第で長く使用できる特性があること、各メーカーの技術開発により毎シーズン新しいモデルが出ることから、「せっかくなら最新モデルを購入したいが、まだ使用できるものを捨てるのはもったいない」「使わなくなったスポーツ用品が家にずっと置いてある」といった声が寄せられていたとし、こうした顧客のニーズに対応するべく、リユース対象商品の拡大に至ったとしている。




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