2024.06.03

「2次元オタク」向けサービスのviviONグループ、3期連続成長で売上529億円 グッズEC開設も増収寄与

「2次元オタク」向けサービスを展開するviviONは5月31日、viviONグループにおける2023年度のグループ全体の総売上高が529億円となったと発表した。デジタル領域以外にも進出した新規事業の好調により、前年度実績より75億円増加した。

viviONはこのほど、viviONグループの2023年度の総売上高を発表した。堅調に推移したグループ下の既存サービス・事業の他に、デジタル領域以外にも進出した新規事業の好調により、前年度実績より75億円増加し、529億円となった。

2023年度は、デジタルコンテンツ以外でもエンターテインメントを楽しめるよう、グッズなどを販売する総合ECサイト「viviON BLUE」のオープンを始め、所属VTuberグループ「あおぎり高校」による秋葉原ジャック、クリエイタープラットフォーム「GENSEKI」による展覧会でのイラスト販売、オリジナルIP「Clock over ORQUESTA」の東京ドームシティアトラクションズとのコラボイベントなど、デジタル以外の領域への進出を強化。これにより、より多くの人の目に留まり、新規顧客層獲得に至った。

viviONグループの手がけるサービス群全体のユーザー数は1300万人を超え、取り扱い作品数は197万作超、作品を預けているクリエイター・法人数12.5万となった(2024年3月時点)。

海外事業は引き続き好調で、エイシスの手がける「Lsite」とそのサービス「みんなで翻訳」に、新たにスペイン語などの言語を追加。計14言語に対応した。その結果、より多くの人が日本のコンテンツを楽しめるようなり、海外事業の成長に貢献した。

「全ての二次元オタクを幸せにする」をミッションに掲げるviviONグループでは今後、さらなる海外展開のため翻訳と国ごとの特色に合わせたコンテンツマーケティングを拡大し、より多くの二次元好きユーザーにエンタメコンテンツを届けていくとしている。

さらに2023年度の市場規模が約800億円を見込むVTuber分野にも注力をしており、公式YouTubeのチャンネル登録者数が100万を超えた「あおぎり高校」では、今後もさまざまな展開を予定している。

二次元コンテンツ業界の発展に寄与するべく、グループ一丸となって邁進していく考えを示した。




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