消費者庁、安全性の再検証を要請 紅麹の機能性表示食品の自主回収を受け

消費者庁は3月22日、紅麹原料を含有する機能性表示食品の届け出を行う事業者に対して、安全性に関する科学的根拠の再検証を行うよう要請を行ったことが分かった。小林製薬が紅麹原料を使用した機能性表示食品「紅麹コレステヘルプ」などの自主回収を行うことを発表したことを受けた措置だとしている。
　
消費者庁では、「小林製薬が公表した紅麹関連製品の使用中止のお願いと自主回収のお知らせ」と題した通知を、紅麹原料を製品に使用する届け出事業者に対して発出した。
　
同通知では、「一部の紅麹原料に、同社（編集部注：小林製薬）の意図しない成分が含まれている可能性が判明したとのことであった。この結果を踏まえ、紅麹原料を含有する届け出食品について、安全性に関する科学的根拠の再検証の結果をお知らせいただきたい」などとしており、紅麹を含有する機能性表示食品の届け出事業者に対して、安全性の科学的根拠の再検証を行うよう求めている。
　
回答期限は4月5日だとしている。