トーマネ、BtoCｰECに参入 技術力と芸術性を訴求

マネキン制作などを手掛けるトーマネは、一般消費者向けのネット通販に参入する。
　
2024年2月に自社ECサイトの運営を開始。これまでもBtoBを手掛けてきたが、マネキン制作の人体造形技術や芸術性を生かす商品開発を強みに、会社全体でBtoC領域を強化していく。「BtoC参入で会社に新しい風を吹かせていくことも目的の一つ」（社長室室長・岩下沢子執行役員）と話す。
　
自社ECサイトはインテリアアートブランド「EDOMAE（エドマエ）」を取り扱っている。「まじめにふざける」というコンセプトのもと商品を開発し、クオリティーの高さと遊び心のある立体アートを販売する。サイト構築は「Shopify（ショッピファイ）」で仕上げた。
　
初回は、「BANANA」というシリーズ作品の全4種類を数量限定で販売する。ハンギング型の天井や壁から吊り下げるディスプレイ作品となっている。今後、新シリーズを年間に数回ペースで発表して順次アイテムを拡大する予定。
　
「エドマエ」の展開は部門やキャリアなどを問わないアイデアを形にするプロジェクトと位置付けている。