2024.02.13

【楽天市場「2024年上期戦略共有会」】流通総額は6兆円到達、「最強配送」開始 出店料金は値上げへ?!


【④AIおよびシステムインフラへのさらなる積極投資】

システム投資増大のため、出店プランを変更


2024年はAI活用を本格化する。

1月からセマンティック(意味)検索を試験的に導入しており、その結果として商品転換率が2.7%増加している。

商品データや商品ページの作成、問い合わせ対応、RMSのサポート、分析などにもAIを導入し、店舗の業務効率化を支援する。

「正直、『楽天市場』のシステム投資コストは膨らんでいる。外部環境的にも物価高の影響も受けている。ただ、AIなどシステム領域にきちんと投資していかないと、『楽天市場』を今後も魅力的な売り場にしていくことが難しくなる。われわれも覚悟をもって投資をしていく」(同)と話す。

システム投資の増大に対応するため、出店プラン(月額出店料)を一部変更するという。変更内容の詳細については、2月中に発表する予定だ。



【⑤店舗コミュニケーションの強化】

「ブランド設計」講座、「楽天大学ラボ」を開設


NATIONSやビジネスマッチングイベントはさらに強化していく。NATIONSでは今年2月から「ブランド設計」講座を開催する。

1月25日には、「楽天大学」の中に「楽天大学ラボ」を開設し、経営戦略やビジネストレンドを学べる講座を用意した。

店舗とオフラインで対話する「楽天タウンミーティング」も引き続き開催する。店舗と建設的な議論をする「楽天市場サービス向上委員会」も引き続き運営していく。

「安心・安全の取り組み」については、健康被害などの重大リスクに対して、外部専門機関と提携し、さらなる対応強化に取り組む計画だ。






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