2024.01.26

F・O・インターナショナル、キッズブランド「BREEZE」が SNS活用で成長中 ターゲット拡大へ

BREEZE担当 山本真弓氏

F・O・インターナショナルが運営するキッズ用アパレルブランド「BREEZE(ブリーズ)」は、EC化率が約30%で、売上高は右肩上がりだという。商品の魅力を伝えるサイトデザインや、ハッシュタグを活用したSNS運用が奏功している。近年は幅広いターゲットに向けた品ぞろえを拡充し、新規ファンの獲得に注力している。OMOも促進する方針だ。

「BREEZE」は2023年に、ブランド設立から20周年を迎えた。

ブランドについて、「ボーイズがメインだったが、現在はガールズやベビー向けも強化している。子どもに人気の食品やエンターテインメント企業との協業をしている。ファンがジュニアサイズに成長するまで長く使ってもらえるよう、低価格ながらも品質にこだわっている」(BREEZE担当 山本真弓氏)と説明した。


▲20周年を記念した復刻シリーズを販売した(2023年8月)

ECサイトは、ショッププランナーがLPをデザインするなど、実店舗と連動した世界観を表現している。季節を問わないシンプルな定番品を常に販売し、安定した売り上げを生み出しているという。

情報発信はSNS、アプリ、メルマガ、LINEを目的に合わせて使い分けている。

「顧客の反応を見ながら、細かくセグメントを分けた配信計画を立てている。タイムセールなど即時性のある内容はLINE、コラボなどの新商品はアプリのポップアップが向いている」(同)と話した。

アプリのダウンロード数は約12万件で、今後、さらに伸ばしていきたい考えだ。

アプリについて、「実店舗とECの会員統合を進めている。クーポンの発行や先行予約の実施などを訴求していく」(同)と話した。

SNSについては、Tiktokとインスタグラムを中心に運用している。家族や友だち同士で、デザインのそろった服を着用した写真を投稿する「#リンクコーデ」で認知を高めているという。

「インフルエンサーによる『リンクコーデ』の投稿は、かわいらしさで目を引く。男女で使えるブランドであることや、ベビーからジュニアまでサイズをそろえていることを伝えている」(同)と言う。

ECサイトには「visumo」を導入している。

「2023年からは、一部店舗でインスタグラムを開設し、陳列の様子やスタッフによるスタイリングを発信しているので、ECサイトにも反映したい。ほかにも、イベントやセールなど、EC独自の取り組みもしてみたい」(同)と意気込んだ。






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