2023.12.21

Fotographer AI、1.1億円を調達 生成AIを活用した商品画像自動生成サービスを強化

生成AIを活用し、ブランド・事業者向けにパーソナライズされた商品画像の自動生成が可能なサービス「Fotographer.ai」を提供するFotographer AIは12月19日、三井住友海上キャピタル、ANOBAKA、みずほキャピタルを引受先とした第三者割当増資により、シードラウンド 1stクローズにて1.1億円の資金調達を実施した。調達した資金は、「Fotographer.ai」の機能拡充、人材獲得に活用し、事業拡大を目指す。

Fotographer AIの提供する「Fotographer.ai」は、EC事業者や広告クリエイティブに携わる人向けに、サイト内やマーケティングで使用する商品画像を自動生成できるAIサービス。キャンペーンやシーズンごとで撮影が必要になるサイト内や広告の商品画像の作成を、生成AIの技術を用いて自動生成できる点が最大の特徴。商品の画像をアップロードし、作成したい商品のイメージを文字で入力、またはテンプレートを選択するだけで、クリエイティブな商品画像を短時間で作成することができる。花や果物、土台や手などの素材を自由に配置し、思い通りの構図で商品画像を作成することも可能だ。


▲「Fotographer.ai」の利用イメージ

独自のAIがブランドイメージやスタイルを学習することにより、ブランド独自のクリエイティブの提案・作成が可能になるという特徴も備え、ブランドの魅力を最大限に引き出しながら、効率的かつ効果的なマーケティング活動の実現を支援する。



Fotographer AIはこのほど、三井住友海上キャピタル、ANOBAKA、みずほキャピタルを引受先とした第三者割当増資により、シードラウンド 1stクローズにて1.1億円の資金調達を実施した。

近年、EC市場は拡大の一途を辿っている。化粧品やアパレル、日用品や食料品まで、あらゆる商品がECで購入できる環境が整備されてきた一方で、ECを活用する販売事業者は、いかに自社商品を魅力的に見せるかという点において、多くの手間とコストをかけて商品画像を作成している。

Fotographer AIはこうした状況を受け、今回調達した資金を元に「Fotographer.ai」の開発を加速させ、すべての事業者が抱える商品画像作成の課題を解決するとしている。人材獲得にも投資し、事業拡大を目指す考えを示した。

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