2023.12.19

QVCジャパン、メタバース上にショッピング空間を開設 多人数接続技術を活用したライブコマースも開催

テレビショッピングを中心としたマルチプラットフォーム通販企業のQVCジャパンは12月15日、NTTドコモが開発し、Relicが運営するメタコミュニケーションサービス「MetaMe(メタミー)」において、最新技術を導入した新たなショッピング空間「メタバースQVCお買い物PLAZA」の期間限定公開を開始した。TVとECと顧客をシームレスに結ぶ新しい顧客体験の創造を目指す。

QVCジャパンは、動画を用いて楽しいショッピングを届けるマルチプラットフォーム通販企業。2023年12月15日~2024年4月14日の期間、メタコミュニケーションサービス「MetaMe」上に最新技術を導入したショッピング空間「メタバースQVCお買い物PLAZA」をオープンする。

2023年2月よりサービスを開始した「MetaMe」は、NTTドコモが開発し、日本企業の新規事業開発やイノベーション創出を支援する事業共創カンパニーRelicが「オープンイノベーション事業」の一環として、大企業の新規事業創出を加速するインキュベーションパートナー・プラットフォーム「DUALii」を活用して運営するメタコミュニケーションサービス。

「メタバースQVCお買い物PLAZA」は、QVCジャパン本社屋を模したショッピング空間で、主に商品購入が可能なショッピングスペースと、「MetaMe」ならではの超多人数同時接続技術を導入したイベント会場を含む特設スペースがあり、計10カ所以上のブースによって構成されている。「MetaMe」のアカウントでログインし、スマートフォン、またはPCのブラウザから利用できる。

空間内の背景は時期に合わせて更新が予定されていて、12月は華やかなクリスマスムードを演出。イベント会場では、利用者のアバター最大1000名を同時に接続できるため、QVCで放送中の番組鑑賞を始め、催し物やパブリックビューイングへの参加を通じたメタコミュニケーション体験で新鮮な驚きや、顧客同士がつながる喜びを届けるとしている。

本サービスにより、リアルとバーチャルが連動した空間内での体験や、共感などの価値交換から生まれるメタコミュニケーションを通じて、誰もが自分らしい価値観(アイデンティティ)を表現できる空間と新しいコミュニティの創出を視野に入れている。

12月22日には、「メタバースQVCお買い物PLAZA」のローンチ記念クリスマスイベントの開催を予定。QVCショッピングナビゲーターたちのアバターが案内するガイドツアーでは、空間内の名所や観光スポットを参加者と会話を交えながら周遊するほか、チャット機能から質問やメッセージを送信できる双方向型ライブコマースなどを企画している。1人から気軽に参加でき、家族や友人と一緒に楽しむこともできる。イベントと連動したローンチ記念プレゼントキャンペーンも同時開催する。



QVCは、「MetaMe」を通じて、TVとECと顧客をメタバース上でシームレスに結ぶ新しい顧客体験を創造する考えを示した。




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