2023.12.18

バリューコマース、リテールメディアネットワーク「Retail Linker」提供 EC事業者とメーカーをつなぐ

バリューコマースは12月14日、小売り・EC事業者とメーカー・ブランドをつなぐリテールメディアネットワークサービス「Retail Linker(リテール・リンカー)」の提供を開始した。小売り(リテーラー)のECサイト内の広告掲載枠に、ランド・メーカーの広告を配信し、双方の収益最大化を実現する。eコマース領域で長年積み上げてきた実績と信頼を生かし、小売り・EC事業者、ブランド・メーカー双方のビジネス発展に貢献する。

バリューコマースは、アフィリエイト(成果報酬型広告)によるECサイトへの「集客」と、モール内クリック課金型広告やECサイト運営ツールによる「販売促進」の2つの軸で、「集客」から「顧客維持」までのトータルソリューションを提供。コマース事業者の収益最大化を支援している。

このほど、リテールメディアに参入し、ブランド・メーカーが広告主となり、小売りが持つメディアの広告掲載枠にリテールメディアネットワークを用いて広告配信を行うサービス「Retail Linker」の提供を開始した。

提供する広告メニューは、ディスプレイ広告、PR広告、検索連動広告の3つ。ディスプレイ広告は、ECサイトのトップページやカテゴリーページなどにバナー形式で表示され、バナー画像やクリック後の遷移先ページは広告主が作成する。PR広告は、訴求したい商品に広告枠を設置し配信する。今後、カテゴリーや購入履歴、一緒に購入される商品など、ECサイトが持つデータを活用した広告配信を行う予定としている。検索連動広告は、小売りのECサイト内で検索した際に、検索結果ページ(検索一覧ページ)の上部にキーワードに連動した広告を表示する。検索結果として表示される商品と見た目が馴染むため、コンバージョンにつながりやすいという特徴がある。



「Retail Linker」を利用することで、ブランド・メーカー(広告主)は、リテールメディアネットワークから複数のECサイトへ、横断または選択して広告を配信できる。広告配信の設定、配信、配信後の効果分析などは管理画面で行い、広告運用の経験や専門知識がない人でも簡単に操作できる。さまざまな切り口での広告効果の評価・分析ができ、効果的な広告運用を可能にする。



一方、小売り・EC事業者は、自社のECサイトにブランド・メーカーの広告を配信することにより、広告収益を創出できる。自社ECサイトで、広告掲載したいページに「Retail Linker」の配信用タグを埋め込むだけで広告配信が可能なため、特別な開発費用は不要ですぐに始められるという特徴も備える。

リテールメディアは、小売りが保有する購買データを活用した新潮流の広告市場で、国内外で急成長している。バリューコマースは「Retail Linker」を通じて、リテールメディアを利用する消費者、小売り、ブランド・メーカーそれぞれの接点を多く作り、より豊かな社会を目指す考えを示した。





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