ECデータバンクは12月13日、AIを活用したネットショップの自動化サービス「EC-UP」において、導入ショップ数が1000ショップを突破したと発表した。「楽天市場」で販売されている約626万の商品に「EC-UP」の仕組みが使われているとし、今後もさまざまなシステムや機能の追加を行う考えを示した。
ECデータバンクの提供する「EC-UP」は、「運営スタッフの手間は増やさない。ショップの転換・回遊をアップさせる。」をコンセプトにした、「楽天市場」に出店するショップ向けのWebサービス。さまざまな情報をスマートフォン商品ページ(楽天市場アプリ含む)に自動表示することで、ショップの売上アップ・スタッフの作業負担軽減に貢献する。
【<動画>1分で分かるEC-UP】「楽天市場」では、商品ページを訪れたユーザーの100人中97人は検索結果に戻るなどしており、実際の購入には至らない。こうした状況において、より多くの人に商品を購入してもらうには、「商品をより魅力的に見せるページ作り」「他の自社商品も見てもらうためのページ作り」の2つの対策が重要となる。一方で、ショップ運営の現場は広告運用などの集客業務、新商品登録や仕様変更に対応するための販売業務、カスタマーサポートなどの受注業務、梱包ピッキングなどの出荷業務など日々の業務に追われており、運営スタッフの手間を増やさずに売上を上げる対策が求められている。
▲「商品をより魅力的に見せる対策」と「他の自社商品を見てもらう対策」を一度に実施できる「EC-UP」は、商品ページにさまざまな情報を自動表示させることで、「商品をより魅力的に見せる対策」と「他の自社商品を見てもらう対策」をまとめて実行できる。毎日自動更新するため、運用作業も不要だ。
このシンプルさ、手軽さが評価され、サービス利用ショップ数は1000を突破した。「楽天市場」で販売されている約626万の商品に「EC-UP」の仕組みが使われている(2023年12月1日現在)。「EC-UP」は、今後もさまざまなシステムや機能の追加を行い、利用ショップの運営スタッフの手間と時間を削減し、売上に貢献するとしている。