オーガニックな健康食品・化粧品のグローバルECサイトを運営するiHerb(アイハーブ)は、健康や美容への意識が高いユーザーを中心に販売を行っている。
iHerbは、「地球にやさしい、オーガニックの視点」でセレクトした4万点以上の商品をラインアップするECサイトだ。世界で1100万人のユーザーがリピートしており、公式LINEにも260万人のユーザーが登録している。
日本では同サイトでしか手に入らないという海外の製品も数多く取り揃える。韓国の物流拠点から配送して、4~5日程度で日本のユーザーに届ける。
同サイトの特徴は、ユーザー間の口コミを広げやすい仕組みを作っていることだ。
例えば、商品レビューは「サイトで実際に購入した人だけがレビューを投稿できる。ユーザー同士で、使い方を教え合うようなレビューも多くみられる」(iHerb日本市場広報担当者)としている。購入者には紹介コードを配布し、他者にお薦めすることができる。渡した人にも割り引きを適用。「ユーザーがSNSで紹介し合い、盛り上がるような作りになっている」(同)。
ユーザーとして愛用している美容系のインフルエンサ―による紹介も後押しして、サイトの認知度を徐々に拡大している。
毎月セールを開催しており、試用価格で購入できるのも特徴だ。例えば、最大のセールだという「iHerb BLACK FRIDAY 2023」では、売れ筋商品を22%オフなどで展開した。
▲定期的にセールを開催このセールでは「期間内で対象商品が日々変わる。セールの山場では全商品が対象となる。熱心なユーザーは、お気に入りの商品がセール価格になっているのを見逃さないように、毎日サイトを訪れるケースも少なくない」。
今後は、取り扱い商品を、より幅広く認知させていきたい考え。「iHerb愛用者の中だけで評判が回るのではなく、知らないユーザーに広まっていくようなPRを展開していきたい」(同)とした。