2023.11.25

三井不動産、グルメお取り寄せ「mitaseru」が飲食店の味と技を受け継ぐプロジェクト開始

三井不動産はこのほど、厳選した有名飲食店の料理を配送する、お取り寄せグルメプラットフォーム「mitaseru」において、人気にも関わらず閉店せざるを得ない飲食店から「mitaseru」へ「味」と「技」を受け継いでいく、「美味しいの継承」プロジェクトを開始した。飲食店の課題と顧客のニーズを新しい形で結び付けながら、サービスの進化・拡大を目指す。

三井不動産の運営する「mitaseru」は、厳選した有名飲食店の料理を配送する厳選グルメのお取り寄せプラットフォーム。一般的な監修商品とは異なり、有名飲食店とともに、実際に提供されている料理と同クオリティのお取り寄せ商品を開発。専用のキッチンで、お店と同じレシピ・味にこだわりながら、「mitaseru」専門シェフが手作りで調理する。調理後は最新の急速凍結技術を用いることで、鮮度はそのまま保存が可能だ。一般的な監修商品とは異なり、実際に店舗で提供している料理と同クオリティを保った調理工程を再現できるという点が飲食店から支持を得ており、参加店舗・販売商品は延べ29店・55商品と、2023年4月のサービス本格ローンチから半年で約1.5倍になった。

このほど、“飲食店の課題解決”のための施策として、人気にも関わらず、閉店せざるを得ない飲食店から「mitaseru」が「味」と「技」を受け継いでいく、「美味しいの継承」プロジェクトを開始し、第1弾として、プロジェクトに共感した「つけ麺 大武」の参加が決定した。

本取り組みにあたり、「つけ麺 大武」 前田店主は、「2022年春、店舗火災により営業休業を余儀なくされ、営業再開に向けた検討を行っていましたが、新店舗の場所をなかなか見つけられない事に加え、新店舗整備にかかる投資負担や店舗スタッフの確保など、様々な課題をクリアしなくてはならず、営業再開を諦めようかとも考えておりました。そんな時に『mitaseru』の提案をいただき、『つけ麺 大武』の味を繋いでいけるのであればと思い、レシピ提供を決断しました。何度も何度も試作品づくりを行い、我々の味を再現することができ、大変嬉しく思っております。当店のお客様にも『mitaseru』での商品化の話をしたところ、皆様に喜んでいただけました」とコメントした。



三井不動産は、今後も「mitaseru」の強みである、お店の美味しさをそのまま継承できるという点を生かし、後継者問題や店舗契約上の課題から店舗継続に悩む飲食店へ、一層展開を進めていくとしている。

「mitaseru」が購入者に対して実施したアンケートによると、ユーザーは40代以上が約9割、「食の安全に配慮したい」と考える人が8割超という結果となった。年齢を重ね、“安心かつ上質で豊かな暮らしをしたい”というニーズや、30~40代の働く世代が在宅勤務時のランチとして利用するなど、“プチ贅沢に手軽で美味しいものを食べたい”という声が寄せられた。こうした顧客ニーズをふまえ、「mitaseru」は、新たな「販売チャネル拡大」と「外部企業との連携強化」に取り組んでいくとしている。



「美味しいの継承」プロジェクト以外にも、シニアのためのサービスレジデンス「パークウェルステイト鴨川」のダイニングにおいて、「mitaseru」の一部商品を彩りよく盛ったアラカルトメニューを提供。かつて通っていた「あの店の味」を、自らの住まいでも楽しめるという入居者のニーズ創出につなげていくとしている。

さらに三井不動産グループが管理する大規模マンションや、商業施設、駅などの生活動線上で便利に購入できるよう、無人販売機を活用した商品販売を展開する。無人販売機「TukTuk」と連携したマンション内販売に加え、ジェイアール東日本都市開発が展開する「エキピック」での販売も行うとし、2023年12月には駅ビル「シャポー船橋」内にて販売の開始する。


▲ジェイアール東日本都市開発が展開する「エキピック」での販売


2024年1月には、ANA Xが運営する“旅と日常がつながるECモール”がコンセプトのインターネットショッピングモール「ANA Mall」での販売も予定している。

結婚祝いや出産祝いの返礼、お歳暮や会食の手土産などに利用できるセレクト形式のギフトカードの販売場所も、2023年11月より拡大。従来の公式オンラインストアに加え、三井ショッピングパーク公式通販サイト「Mitsui Shopping Park &mall(アンドモール)」、ギフトカード/オンラインギフトサービス「AOYAMA GIFT SALON」で販売する。


▲「mitaseruGIFT」イメージ


▲「AOYAMA GIFT SALON」販売イメージ

「mitaseru」は、今後も新規施策を実施し、「自身の料理をより多くの顧客に届けたい」という料理人の夢と、「美味しい料理をひと手間で食卓に並べたい」という顧客の想いをともに“満たせる”サービスを目指していく考えを示した。






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