2023.11.24

【MonotaRO新社長「田村咲耶」はどんな人物?】キーワードは「傾聴力」「学習力」「リーダーシップ」

新たに代表執行役社長に就任する田村咲耶氏

MonotaROは11月22日、代表執行役社長などの異動について決議したと発表した。2024年1月1日から代表執行役社長に田村咲耶氏が就任する。

このほど、指名委員会での審議を経て、11月22日開催の取締役会において、代表執行役社長の異動について決議した。新たな代表執行役社長には、田村咲耶氏が就任する。異動予定日は2024年1月1日。田村咲耶氏は、2024年3月開催予定の株主総会に付議する取締役選任議案の候補者に含まれる予定で、取締役に選任された場合は、取締役兼代表執行役社長に就任する予定となっている。

MonotaROは、2000年10月の創業以来、インターネットを活用した間接資材販売事業を展開し、中小企業を中心に蓄積した顧客基盤と幅広い取扱商品を基に、その事業を大企業向けの購買管理システム事業に拡大。さらに地域を日本のみならず、韓国、インドネシア、インドへと広げ、2022年度には売上2259億円・営業利益262億円(連結)となるまで事業を拡大してきた。この度、企業集団として次の成長段階に進むため、代表執行役社長の交代を決定するに至ったとしている。

新任代表執行役社長の田村咲耶氏は、2020年3月にMonotaROに入社し、2021年4月にサプライチェーンマネジメント部門長に就任。2022年3月から執行役、2023年3月からは常務執行役として、現在の管掌部門であるサプライチェーンマネジメント、マーケティング、カスタマーエクスペリエンス(CX)マネジメント、およびビジネスプロセスマネジメント(BPM)において経営を執行している。

2020年3月の入社時から2022年頃までの新型コロナウイルス感染症拡大の影響による国内外のサプライチェーンの混乱への対応や、2022年4月に稼働を開始した同社最大の配送拠点である「猪名川ディストリビューションセンター」(兵庫県)のプロジェクトの計画・運用等において、高いリーダーシップを発揮して成果を出してきた。

田村氏は社内外の人材の意見を傾聴し、その意見への理解を自ら深化・拡張させながら経営執行者としての意思決定を行うことで当社の成長に貢献してきたとし、指名委員会での審議を経て、取締役会では、こうした他者の多様な意見に耳を傾け、高速で学習し、経営の執行に活かすというリーダーシップがMonotaROという集団にとって親和性が高いと判断するとともに、自社の今後のさらなる成長に必要であると判断し、2024年1月1日付で代表執行役社長に選定することを決定した。

現取締役兼代表執行役社長の鈴木雅哉氏は、2024年1月1日付で取締役兼代表執行役会長に就任し、引き続き、同社の海外子会社を管掌するとともに、米国親会社 W.W. Grainger 社オンラインビジネス担当マネージングディレクターを務める。これにより鈴木氏は、国内外における事業者向けEコマース事業の最新の知見を持って、同社最高経営責任者として統括していく。

なお、現取締役会長の瀬戸欣哉氏は、2024年1月1日付で取締役に就任する。





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