2023.11.17

トランスコスモス、EC物流のイー・ロジットと提携 CXフルフィルメント領域のサービス拡充

トランスコスモスは11月15日、EC専業のロジスティクス事業者イー・ロジットとの業務提携を開始した。トランスコスモスがCX事業運営を通じて蓄積してきた豊富なノウハウと、イー・ロジットが有する物流倉庫や自動化のテクノロジーを連携し、ECバリューチェーン全体を網羅したCXフルフィルメント領域におけるサービス提供体制の強化を図る。

消費者向け(BtoC)の物販系EC市場は堅調に拡大傾向にあり、物流量も年々増加する中、消費者はシームレスな顧客体験(CX)を重視する傾向が強まっている。こうした背景から事業者は、デジタルマーケティング戦略の実行から消費者との最適なコミュニケーションのサポートまで、ワンストップでの提供を求めている。

トランスコスモスでは、ECビジネス成長の軸を顧客体験(CX)と定め、ECに関わる各種サービス(CXフルフィルメント領域、セールスマーケティング領域、システム領域)をワンストップで提供する「ECワンストップサービス」を展開。トランスコスモスのECビジネスの業容拡大を受けて、ロジスティクスについて今後大きく展開を進めていくことで、CXフルフィルメント領域の強化に注力している。


▲ECワンストップサービスを展開

このほど、EC専業のロジスティクス事業者イー・ロジットとの業務提携を開始した。イー・ロジットは、通販物流(EC、ネットショップ、カタログ通販、テレビショッピング)の代行、物流改善などの物流コンサルティング、物流システム開発・導入をサービスとして提供。物流倉庫であるFC(フルフィルメントセンター)は、国内7拠点(埼玉 八潮、埼玉 草加、埼玉 三郷、東京 足立、千葉 習志野、大阪、大阪第2)を展開し、総面積5万5000坪の広大な敷地面積を活用したドミナント戦略による波動対応力に強みがある。

テクノロジーの活用としては、 2023年5月にRENATUS ROBOTICと資本提携契約を締結し、自動倉庫システムを導入することで生産性の向上に注力しており、経営ビジョンである「変化を先取りし、人々の感動体験を進化させ続ける」に基づき、感動的な顧客体験(CX)の創造にも尽力している。

トランスコスモスは、今回の業務提携により、CX事業運営を通じて蓄積してきた自社の豊富なノウハウと、イー・ロジットが有する物流倉庫や自動化のテクノロジーとの連携を進めていくとしている。ECバリューチェーン全体を網羅したCXフルフィルメント領域におけるサービス提供体制を強化することで、顧客体験(CX)の向上を加速させるとの考えを示した。




RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事