2023.10.27

佐川急便、2年連続で宅配運賃を改定 「飛脚宅配便」は7%値上げ

佐川急便は10月27日、持続可能な物流インフラの維持と品質の向上を目的に、宅配便などの届出運賃を2024年4月1日から改定すると発表した。「飛脚宅配便」を平均7%程度値上げする。2023年4月にも価格改定を実施しており、2年連続の値上げとなる。

2023年4月の価格改定において、物流の2024年問題に対応するため、パートナー企業との取引単価の見直しや、燃料補助金の支給、従業員の処遇改善などを実施していた。

一方で①エネルギーや施設・車両等の価格高騰および労働コストの上昇 ②2030年の輸送力不足を見据えた従業員とパートナー企業さまの労働環境改善 ③顧客ニーズに対応したサービス品質の維持・向上 ④省人化や業務効率化に向けた施設およびDXへの設備投資――といった継続的な課題や大きな環境変化が生じているという。これまで以上に厳しさが増しており、長期的かつ継続的な対応が必要だと説明する。

こうした課題に対応するため、2024年4月1日から「飛脚宅配便」「飛脚クール便」「飛脚特定信書便」「飛脚国際宅配便」の価格を改定する。運賃改定率は、「飛脚宅配便」が平均7%程度、「飛脚特定信書便」が平均5%程度、「飛脚国際宅配便」が平均6%程度の値上げとなる。「飛脚クール便付加料金」(対象は140サイズ(30㎏)のみ)は220円の値上げだという。



今後も経済状況や市場の変化を考慮し、運賃などを適宜見直していく予定だという。





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