2023.02.06

ヤマト運輸、宅急便の運賃を改定 値上げ幅は60サイズで20円、100サイズで150円


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ヤマト運輸は2月6日、2023年4月3日(月)から、宅急便などの届出運賃を改定すると発表した。値上げ幅は、関東から関西への配送で、60サイズで20円、100サイズで150円となっている。ヤマト運輸では今後、外部環境変化による影響を適時適切に運賃に反映させるため、年度ごとに宅急便などの届出運賃を見直すとしている。

運賃改定の対象は、「宅急便」「宅急便コンパクト」「EAZY」「国際宅急便」の4つ。運賃の改定率は約10%としている。

【宅急便・宅急便コンパクト(関東→関東/現金決済)料金】


【宅急便・宅急便コンパクト(関東→関西/現金決済)料金】


ヤマト運輸によると、運賃の改定は、国際情勢の不安定化による資源・エネルギー価格や、原材料価格の上昇に伴うインフレ傾向にくわえ、労働力減少による賃金や時給単価の上昇が影響しているとしている。2024年問題を控えた物流事業者を取り巻く外部環境の厳しさが増していることも要因としてあるという。

ヤマト運輸では価格改定について、「当社を含めた物流事業者は、これまでも生産性向上など様々な取り組みを進めてまいりましたが、物流に必要なコストを運賃やサービス料金に適切に反映できていないことにくわえ、上記のようなコスト上昇を吸収することが極めて難しくなっています。以上を踏まえ、今般、以下の通り、宅急便などの届出運賃等を改定することとしました。なお、今後の外部環境変化による影響を適時適切に運賃等に反映させるため、年度ごとに宅急便などの届出運賃等を見直すこととし、物流パートナーとともに、輸配送ネットワークの維持・強化と、お客さまにより良いサービスを提供し続ける環境構築に努めてまいります」としている。




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