BASEは10月19日、ネットショップ作成サービス「BASE（ベイス）」において、受注生産型の商品や一定の入荷期間が必要な商品を先行販売し、予約注文を受けることができる拡張機能「予約販売 App」をアップデートし、予約販売期間を最大8週間から1年に延長した。受注生産型商品の先行販売などによる売上向上のアシストを目指す。
BASEの提供する「BASE」は、初期費用・月額費用などの固定プランが無く、商品が売れた際のみ手数料が発生するシステムを採用したネットショップ作成サービス。より便利に利用するための拡張機能を提供するプラグインプラットフォーム「BASE Apps」では、販促やショップ運営の作業軽減に役立つ80種類を超える機能を提供しており、目的や必要に応じて使いたい機能だけをインストールしネットショップをカスタマイズできる。
このほど、拡張機能「BASE Apps」の1つで、受注生産型の商品や海外からの買付け等で一定の入荷期間が必要な商品を先行販売し、予約注文を受けることができる機能「予約販売 App」をアップデートした。
売上向上のアシストを目的にした今回のアップデートにより、これまで商品の予約設定から商品発送までが最大8週間だった予約販売期間を1年に延長、長期の予約販売が可能となった。
▲「予約販売 App」の長期予約販売の利用方法「BASE」を利用するネットショップは無料で使用が可能だが、発送開始予定日が8週間を超える「長期予約販売」については、2024年春頃を目途に有料での提供を予定している。
長期予約販売商品は、現時点ではWebブラウザからの購入、クレジット決済のみで利用可能だが、今後「Pay ID」アプリからの購入、後払い決済サービス「あと払い（Pay ID）」での決済にも対応するようアップデートを予定している。
長期の予約販売ができることで、ショップオーナーは、受注生産のために制作期間が必要な商品や、海外からの買付け等で一定の入荷期間が必要な商品など幅広い商品を取り扱うことが可能になる。
受注数を把握した上で仕入れや制作作業に入ることができるため、過剰な在庫を抱える心配もなく、販売期間が限られる季節やイベント限定商品の場合も、予約期間を長く設定して先行販売を行えるため、売上の向上にも繋がる。また、「BASE」の予約販売機能は、商品発送後に決済確定となるため、購入者視点でも安心できる仕様となっている。
「BASE」は引き続き、利用のショップの売上向上をアシストする機能提供を強化していく考えを示した。
