2023.10.12

政府、物流革新緊急パッケージを発表 再配達率半減へ実証実験

政府は10月6日、物流の革新に関する関係閣僚会議において、物流革新緊急パッケージを発表した。「物流の効率化」「荷主・消費者の行動変容」「商慣行の見直し」の3構成で進めていく。
 
「荷主・消費者の行動変容」においては、宅配の再配達率を半減する緊急的な取り組みを実施する予定。ポイント還元を通じ、コンビニ受け取りなど柔軟な受け取り方やゆとりを持った配送日時の指定を促す仕組みの実証事業を行っていく。
 
コンビニ受け取りや、ゆとりを持った配送日時などを指定した消費者にはポイントが還元される。これらにより現在の再配達率12%を6%に半減させていく。
 
政府広報やメディアを通じて意識改革や行動変容の促進も強化する。
 
「物流の効率化」や「商慣行の見直し」においては、即効性のある設備投資・物流DXの推進▽モーダルシフトの推進▽現下の物価動向の反映や荷待ち・荷役の対価などの加算による「標準的な賃金」の引き上げ▽適正な運賃の収受、賃上げなどに向けた次期通常国会での法制化を推進─などが盛り込まれた。




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