2023.10.11

発送代行サービスのSTOCKCREW、ネットショップの発送に特化した自動化物流センターを開設

ネットショップを運営する事業者向けに発送代行サービスを提供するSTOCKCREWは10月5日、千葉県八千代市の「プロロジスパーク八千代1」内に、新倉庫「Chiba Dock」を開設した。自律走行型ピッキングアシストロボット(AMR)を100台導入するなど、より多くの事業者が利用できる倉庫体制の構築を目指す。

STOCKCREWは、個人事業主から法人まで幅広い顧客層をターゲットに、EC物流に特化したサービスを事業者の規模に左右されない一律の料金体系で提供している。ロボットの活用によるオペレーションの標準化や、自社開発した受発注システムによる注文情報の自動連携など、高品質かつ低価格な物流サービスを提供しており、現在約500社以上のEC事業者に利用されている。

より多くの事業者が利用できる体制を整えるべく、このほど、千葉県八千代市の「プロロジスパーク八千代1」内に、約1万1400㎡の新倉庫「Chiba Dock」を開設した。月間100万件以上の出荷を可能にするため、100台の自律走行型ピッキングアシストロボット(AMR)導入を予定しており、オペレーションの標準化を進め、より多くの事業者が安心して利用できる倉庫体制の構築を目指す。

EC市場は毎年成長基調にあり、2022年も前年比5.37%(市場規模約14兆円)で成長を続けている。スマートフォンで簡単にネットショップが開設でき、誰でも販売が可能となるなど、EC事業者の増加とともに発送業務のアウトソース需要も高まっている。一方、物流業界ではEC事業に特化したサービスは少なく、ニーズに追い付いていない状態だとし、より多くの事業者にサービスを提供するため「Chiba Dock」の開設に至った。



STOCKCREWは今後、「Chiba Dock」をメインにサービス強化を進めていくとし、不動産所有・管理会社のプロロジス社と業務提携を行い、倉庫スペースの基盤を整える。大手配送会社との協業による配送基盤の強化も予定しており、これらの強化施策をもとにより競争力の高い価格改定も予定している。さらにに多くの事業者にとって、安心して利用できる物流サービスの提供を加速していく考えを示した。




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