2023.10.04

かっこ、「ヤマハ ゴルフオンラインストア」のO-PLUX導入効果を公開 クレジットカード不正対策の効率化を実現

安全なネット通販のインフラづくりに貢献するかっこはこのほど、ヤマハが運用する「ヤマハ ゴルフオンラインストア」における、不正注文検知サービス「O-PLUX(オープラックス)」の導入効果を公開した。クレジットカード不正対策として2022年に導入され、不正注文の目視チェックが全注文の1%未満になるなど運用の効率化を実現した。

かっこが提供する不正注文検知サービス「O-PLUX」は、データサイエンスを活用した独自の審査ロジックにより、不正注文をリアルタイムに検知し、クレジットカードのなりすまし注文、不正転売・悪質転売、後払い未払い等の不正被害の防止及び審査業務の自動化を実現するクラウドサービス。このほど、2022年2月より「O-PLUX」を導入している「ヤマハ ゴルフオンラインストア」の導入効果を公開した。

ヤマハが運用する「ヤマハ ゴルフオンラインストア」は、2020年6月にキャディバックやゴルフアクセサリー用品等を取り扱うネット通販サイトとして開設、その後ゴルフクラブの販売も開始した。ゴルフ用品は、しばしば悪質転売に狙われる傾向があるなかで、「ヤマハ ゴルフオンラインストア」もゴルフクラブの販売が始まった当初から不正被害が発生していた。


▲「ヤマハ ゴルフオンラインストア」

「ヤマハ ゴルフオンラインストア」ではそれまで不正被害が発生していなかったことから、自社での対策は行っていなかったが、単価6万円の商品でクレジットカード不正が複数件発生ようになり、これをきっかけに自社での対策を開始した。

当初はクレジットカード不正利用の被害を保障する「チャージバック保険」の利用を検討したが、すでにカードの不正利用被害を経験していたため加入ができなかった。その代わりとして、不正検知サービスの導入を検討していたところ、利用しているECシステム「ebisumart(エビスマート)」の提供会社であるインターファクトリーの紹介により「O-PLUX」のトライアルを実施。効果を確認できたため導入に至ったとしている。

「O-PLUX」の評価のポイントとして、約2週間のトライアルで、的確なNG判定とその理由がわかりやすく戻ってきたことで、使いやすさと高い審査精度を実感できたこと。従来は1件ずつおこなっていた確認が「O-PLUX」の導入によりNG判定のみチェックする運用に変更でき、目視審査での対象が1%未満になり運用業務の効率化が実現できたこと。「O-PLUX」とECシステム「ebisumart」の標準連携により、「ebisumart」導入企業はシステム開発が不要で、スピーディかつ最小限のコストで導入が可能なことを挙げた。


▲「O-PLUX」の評価のポイント

ヤマハ ゴルフHS事業推進部 マーケティングG商品企画 澤雅樹氏は、「当初、クレジットカード不正が発生し始めた際、弊社はこれまでそのような経験がなかったため、自社対策としてすべての注文情報を1件ずつチェックしていました。しかし、『O-PLUX』を導入したことで、我々だけでは得られない他社とのネガティブ情報共有やNG判定の理由が明確になり、運用が容易になりました。このシステムのおかげで、時間をかけずに対策できるようになり大変助かっています」とコメントした。




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