2023.10.04

富士ロジテックHD、奈良にセンター新設 関東・関西でモール物流に対応

営業部 西間木智部長

富士ロジテックホールディングス(HD)は今年10月、奈良に新たな物流センターを開設する。BtoBに加えて、BtoC‐ECにも対応する新拠点だ。関東圏には東京・神奈川にEC対応の物流拠点を構えており、関東と関西の両方のEC物流やモール物流に柔軟に対応できる体制を強化した。

「奈良ロジスティクスセンター」の賃貸部分の延床面積は、約7099平方メートルある。ダブルランプウェイ付きの先進的な大型物流施設の4フロアを使用している。大阪市内へは約40分、京都や和歌山の中心部まで約60分でアクセスできる立地だという。



「近年はEC配送が多様化している。購入者の自宅に配送するだけではなく、店舗受け取りを利用する人も増えている。『奈良ロジスティクスセンター』はBtoB、BtoCに対応できる。ECや店舗配送を集約した関西の拠点としても活用していただけると思う」(営業部 西間木智部長)と話す。

同社は食品や健康食品、化粧品、アパレルなど、多種多様なアイテムを取り扱う物流企業として豊富な実績を築いている。EC市場の拡大に伴い、医薬品メーカーや小売オムニ対応を支援するケースが増えているという。

今春から冷凍・冷蔵対応も開始し、常温も含めた3温度帯に対応できる体制を整えた。

「今夏から神奈川・厚木にある物流センターで365日営業を開始した。『ヤフーショッピング』の優良配送や、『楽天市場』が来年始める新しい配送品質向上プロジェクトにも対応できる。奈良の新センターも今後、365日配送に対応する予定だ」(同)と話す。








RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事