2023.10.02

スクロール360、充実設備で「2024年問題」に対応 新プランで中小企業支援も強化

スクロール360 ソリューション事業セグメントオフィサー 常務取締役 高山隆司氏

通販ソリューションを展開するスクロール360は、EC・通販に精通したスタッフが、ワンストップで物流や周辺ソリューションを提案している。2024年問題に向けては、実績豊富な物流代行サービスで課題解決を支援する体制を整えている。

同社の物流センターでは、2024年問題に対応した仕組み・最新設備を導入している。例えば荷物サイズの自動計測機・方面別仕分け装置などは入荷から出荷までの物流業務時間を大幅に短縮する。これにより集荷時間の切り上げや総量規制(荷受け梱数制限)の影響を受けにくくなるため、EC・通販事業者や配送キャリアの双方から評価されているという。

今年7月にリリースした物流代行サービス「ライトプラン」は、スタートアップ企業や中小規模のEC・通販事業者を対象とし、配送料の削減や、すぐに物流をアウトソーシングしたいというニーズに対応する。

同プランの料金はシステム使用料・1点分のピッキング費・作業費・配送料などを含めて、1出荷当たりポストインサイズは399円~、60サイズが580円~、80サイズを711円~(すべて税別)で提供している。

「これまではお客さまから問い合わせがあっても、ある程度の物量がないと固定費や管理費などで割高になってしまうため、対応できないケースがあった。『ライトプラン』により、これから成長する企業を早い段階からサポートできるようになる」(ソリューション事業セグメントオフィサー 常務取締役 高山隆司氏)と言う。

同社のEC・通販に特化した物流サービスを中小・スタートアップの事業者にも提供し、成長に応じて、より充実した「カスタマイズプラン」にステップアップすることを期待している。

さらに同社は具体的にEC・通販事業の成長を支援するサービスも提供している。

「昨年7月にリリースしたネットショップ運営代行サービス『ECACT(イーシーアクト)』では、『楽天市場』などのモールや自社ECサイトの運営を支援している。グループ会社のAXES(アクセス)のノウハウを生かし、売り上げ拡大に貢献する。実際、『楽天市場』の月商が300万円だったショップの支援を昨年10月から開始し、今年4月には月商1000万円を超える規模になった。『ECACT』は1年間で11社と契約しており、多くの引き合いをいただいている」(同)と話す。


■スクロール360
https://www.scroll360.jp/






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