男性用の革靴を販売するトライ・アップは、インスタグラムで商品の認知を高め、成長を続けている。商品画像にこだわって撮影したり、インフルエンサーとコラボレーションすることで、SNSのフォロワーも獲得できているという。
ECサイト「WHEEL ROBE（ウィールローブ）」では、革靴をメインに、かばんやベルトなどの革製品を取りそろえている。革靴はサイズ選びが難しいため、オンラインでの販売には苦戦しているという。
▲革靴「インスタグラムのDMや電話、メールでの問い合わせには丁寧に応えている。サイズ選びのアドバイスをした際の返品は1度もない。提案やアドバイスは丁寧に行なうことを心がけている」（販売責任者・工藤類氏）と話す。
東京・浅草にショールームを構えており、事前に予約すれば誰でも来店することが可能だ。ショールームでは、1対1で丁寧に顧客対応できているという。
雑誌などに露出する機会が多く、ショールームやECサイトへの訪問者は多いという。
▲かばん「雑誌の革靴特集で取り上げられることが多い。革靴好きのコミュニティーがあり、そこでの口コミでも広がっていると思う」（同）と言う。
革靴好きのインフルエンサーが、インスタグラムやユーチューブで紹介することも少なくない。インフルエンサーとコラボすることで、インスタグラムのフォロワーは2年間で2倍に増え、9月20日時点で7000人を超えている。
「今までインスタグラムの投稿写真は全てスマホで撮影していた。SNSを強化するに当たり、カメラで撮影し、光の調整などを行うことで見え方を改善した」（同）と言う。
▲撮影方法を改善投稿する際に、「ショールームはアポイントメント制でメールでも電話でも予約を受け付ける」という旨を記載している。オンラインだけでなく、ショールームに来てもらい直接、接客することで購入を促進している。
インスタグラムを引き続き強化し、認知を拡大すると同時にファンを増やしていきたい考えだ。ECサイトへの導線を作り、より購入しやすい環境を整えていく方針だ。
「今後はインスタグラムで、コーディネートの画像などを投稿し、訴求を強めていきたい。素材を増やし、投稿を充実させることで、ファンを増やしていきたい」（同）としている。
